ご飯を食べる笑顔の女性写真はイメージです Photo:PIXTA

「最近、頭がうまく働かない」「疲れがなかなか抜けない」と感じることはないだろうか。もしかすると、その原因の一つは毎日の食事にあるかもしれない。食事は身体だけでなく、脳の健康や働きにも大きな影響を及ぼす。近年の研究では、脳の健康維持や活性化に役立つ食べ物や栄養素が明らかになりつつある。脳機能研究者の川島隆太氏が、身近な食材の中から積極的に取り入れたい「ブレインフード」を紹介する。※本稿は、脳機能研究者の川島隆太『脳を休める!』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

ブロッコリーは
脳にいい代表的な食材

 近年、脳の健康維持や活性化に良い効果をもたらす食品を「ブレインフード(ブレインフーズ)」と呼び、積極的に食事に組み込もうという流れが生まれています。

 ブレインフードに明確な定義はありませんが、一般的には脳の神経細胞の再生や保護に必要な不飽和脂肪酸を多く含む青魚や、神経細胞に働きかけたり、血管を健康に保つ効果があるといわれる「オメガ3脂肪酸」を多く含むアマニ油、血行を促進し、細胞の損傷を回復させたり、抗酸化作用があるナッツ類、脳を活性化する働きがあるといわれる緑黄色野菜などを指すことが多いようです。

 なかでも、緑黄色野菜のブロッコリーは代表的なブレインフードの1つ。2026年から農林水産省の「指定野菜」となりました。指定野菜とは消費量が多く、国民にとって重要だと位置づけられた野菜で、指定野菜に新たに追加されるのは、1974年のバレイショ(ジャガイモ)以来、52年ぶりだそうです。

 ブロッコリーにはビタミンCやタンパク質、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。