HIV感染、死亡、無免許手術――。美容医療は世界17兆円規模の巨大産業へ急成長したが、安全を支える仕組みは置き去りのままだ。全米で1万店を超えた「メディカルスパ」ではHIV感染や偽造薬事故が起き、世界で被害が相次ぐ。これに対し、オーストラリアの「即日手術禁止」や英国の「新ライセンス制度」、フランスの「専門研修導入」など各国で後追いのルール作りが進む。世界各国の規制最前線と、未承認薬や専門性基準の欠如など日本に残された「規制の空白」を追う。

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