1860年、福沢諭吉はアメリカへ渡った。当時の福沢は、西洋の技術についてはすでにかなりの知識を持っていた。ところが現地で彼を驚かせたのは、蒸気機関でも軍艦でもない。ホテルで目にした、ごく日常的な光景だった。※本稿は、建築史家で風俗史研究者の井上章一『日本人はなぜ家で靴を脱ぐのか』(新潮社)の一部を抜粋・編集したものです。

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