「花の都」パリ――。広い大通り、美しい街並み、公園、整った上下水道。いま私たちが思い浮かべるパリの姿は、19世紀のナポレオン三世による大改造で形づくられた。だが、その目的は街を美しく、暮らしやすくすることだけではなかった。狭い路地をなくし、幅広い道路を通すことには、革命のバリケードを築きにくくする狙いもあったとされる。近代化と統治は、なぜ同じ都市計画の中で結びついたのか。『地図で学ぶ「深読み」世界史』の著者が、パリの地図と街並みに刻まれたナポレオン三世の政治を読み解く。

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