「5年後、伸びる街」の条件は都市の勢いと新陳代謝(1)より続く

 JR東海道本線・山陽本線の「米原」~「姫路」間で運行しているJR西日本の新快速は、人口移動にも大きく影響を与えている。「大津」~「京都」間は9分、「大阪」まででも39分で到着する。こうした交通利便性もあり、沿線のベッドタウン化が急速に進み、京都府・大阪府の後背地的な位置付けにある滋賀県の人口が伸びている。

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 上の表では、滋賀県と京都府の1%以上人口が増えた自治体を一緒にランキングしてあるが、合わせても11市区町しかない。

「京都」から東へ、新快速停車駅と所在地自治体を見てみると、「大津」「石山」(11位大津市)、「南草津」「草津」(1位草津市)、「守山」(5位守山市)、そして「守山」〜「野洲」間の「栗東」の栗東市が4位となっている。人口増の波は大津市以東にシフトしている。