交通系ICカード&電子マネーとして、広く利用されているSuica。利用できる店がどんどん増えており、ポイントをためられる場面が多いことをご存じだろうか。電子マネーの特徴と魅力に迫った。

日常生活のあらゆるシーンで
使えるSuica

 電車やバスを利用するときには、Suicaなどの交通系ICカードを利用するという人が多いだろう。

 2018年1月末時点で電子マネー対応のSuica発行枚数は約6630万枚。単純計算で国民の2人に1人が所持していることになる。

 Suicaなら切符を買ったり小銭を用意したりという手間が必要なく、スムーズかつスピーディーに行動できるのがメリットだ。

 通勤用の定期券やスマートフォンに登録したモバイルSuicaを電子マネーとして利用している人も多いだろう。駅構内のコンビニや売店、自販機、そば屋などで利用でき財布を出す必要がないので便利だ。

 打ち合わせや出張で、タクシーで移動する際の支払いはスムーズで釣銭待ちの必要がないし、コインロッカーを使うときも小銭を気にしなくてよい。JR東日本の新幹線車内販売でも使える。また、Suicaのチャージ方法は券売機での入金だけではない。自動改札を通ると残額が一定額以下の場合にビューカードから自動的にチャージされるオートチャージのサービスなら、残高不足の心配がないし、市中のコンビニで現金でチャージすることもできる。

 利用可能店舗数は年々増加しており、18年1月末時点で約46万店。近年は駅ナカだけでなく、街ナカの店舗が増えている。コンビニやファストフード、ドラッグストア、家電量販店、スーパーなどの他、大手ウェブ通販の決済など、利用できるシーンは多い。