スタディサプリ高校講座のホームページ
出典:スタディサプリ

スタディサプリ高校講座とは?

 スタディサプリ高校講座は、高校生向けの学習動画配信サービスです。「ベーシックコース」と「合格特訓コース」の2種類があり、ベーシックコースは、低価格で豊富なラインナップの映像授業を視聴したい生徒に向いているコースです。合格特訓コースは、コーチングサービスを利用したい生徒に向いているサービスです。

 合格特訓コースは高校の学習内容だけではなく、入試対策を含めたコーチングが受けられるのも特徴です

 また、就職を目指す生徒に向けて資格対策講座が用意されているのも高校講座の特徴です。資格対策講座では、「実用英語技能検定(実用英語技能検定のリーディング・リスニング・ライティング対策)」「公務員試験(公務員試験の主要科目対策)」「簿記検定試験(日商・全商簿記の対策)」が受講できるようになっています。

4つのレベルから自分に合ったカリキュラムを選べる

 講座は、以下の通り4つのレベルに分かれているため、自分のレベルに合った難易度の講座を選べます。また、中学講座に戻って学習することができるのも特徴です。そのため、例えば苦手な英語は中学講座から基礎をおさらいして、得意な数学はハイレベルの講座を受けるということもできます。

大学受験講座

レベル
目標
ベーシックレベル 教科書レベルの基礎理解
スタンダードレベル 国公立、私立大学レベルを目指す
ハイレベル 難関国公立、難関私立大学レベルを目指す
トップレベル 最難関国公立、最難関私立大学レベルを目指す
スタディサプリ現代文講師・柳生好之氏のワンポイントアドバイス

 スタディサプリの講座は、4つのレベルに分かれていますが、基本的には生徒自身に合ったレベルを1つ選択して受講すれば大丈夫です。例えば、難関大学を志望している生徒が苦手克服のためにベーシックレベルから受講する場合でも、ベーシックレベル→スタンダードレベル→ハイレベルのように、レベルをあげて受講する必要はあまりありません。

 どのレベルの講座でも、まずは一通り講座を受講して、知識をインプットしてください。その後は、講座のレベルを上げるのではなく、問題集等で学習内容をアウトプットした方が効率的に学習できます。

 ただ、最難関大学を目指す生徒の場合、英語の英文解釈は、スタンダードレベル・ハイレベル・トップレベルの3つのレベルを受講した方がよいという場合もあります。受講の仕方についてわからないことがあれば、合格特訓コースでコーチからアドバイスを受けることもできるので、活用してみるとよいでしょう。

スマホやタブレットから受講が可能

 スタディサプリは、学習動画配信サービスのため、場所を選ばず学習することができます。塾や予備校のように教室に通う必要がないので、移動時間が削減できますし、スキマ時間にも気軽に受講が可能です。他の通信教材では専用タブレットを購入できるところもありますが、スタディサプリには専用端末がなく、手持ちのスマホとタブレットで学習ができるため、初期費用を抑えられるのがメリットです。

2つのコースが用意されている

 高校生向けのスタディサプリには、高校講座と大学受験講座があり、それぞれに2つのコースが用意されています。高校講座は、主に高校1年生・高校2年生が対象で、定期テスト対策や受験対策ができる講座です。大学受験講座は、主に高校3年生・高卒生が対象で、国公立大学や難関私立大学の対策ができる講座になっています。

 そして、それぞれに「ベーシックコース」と「合格特訓コース」の2つのコースが用意されています。ベーシックコースは、月額2,000円程度で映像授業のみ(追加オプションでテキストの購入可)を視聴できるコースで、合格特訓コースは、月額1万円程度でベーシックコースの内容にコーチングサービス等がプラスされたコースになっています。

スタディサプリ高校講座の対応科目

 スタディサプリ高校講座は、幅広い科目に対応しており、志望校別の対策も充実しています。ベーシックコースと合格特訓コースのどちらを受講した場合も、すべての映像授業(6教科19科目4万本)が見放題になっています。

 教科ごとの主な学習内容は、次の通りになっています。

教科 高1生〜高3生 共通テスト対策講座
英語 ・文法
・読解
・長文
・英作文
・英文解釈
・長文演習
・リスニング
・英語超入門
・英単語入門
・リーディング
・リスニング
数学 ・数学ⅠA
・数学ⅡB
・中学総復習
・数学Ⅲ
・数学ⅠA
・数学ⅡB
国語 ・現代文
・現代文 読解力・表現力養成編
・現代文 重要語句・知識編
・古文 文法編
・古文 読解編
・古文 和歌・文学史編
・漢文
・現代文
・古文・漢文
理科 ・物理基礎
・物理
・化学基礎
・化学
・生物基礎
・生物
・地学基礎
・物理基礎
・物理
・化学基礎
・化学
・生物基礎
・生物
・地学基礎
社会 ・歴史総合
・地理総合
・地理 地誌編
・公共
・世界史
・日本史
・日本史 史料問題・テーマ史編
・政治経済 政治編
・政治経済 経済編
・現代社会
・倫理
・世界史B
・日本史B
・地理B
・現代社会
・政治経済
・倫理
その他 ・小論文  

 また、科目別の講座以外にも、2次試験対策を含む志望校対策講座も見放題になっています。志望校対策講座の対象になっている大学は、次の通りです。

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 一橋大学
  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 名古屋大学
  • 大阪大学
  • 九州大学
  • 早稲田大学
  • 慶應義塾大学
  • その他の国公立大学
  • その他の私立大学

 スタディサプリ高校講座に興味がある方は、この機会に14日間の無料お試し体験をしてみてはいかがでしょうか。無料お試し期間中も映像授業は見放題ですので、ぜひ自分に合う講座があるかどうかを確認してみてくださいね。

スタディサプリ高校講座のメリット

 スタディサプリ高校講座は、塾や予備校、他の通信教育と比較した場合に料金や映像授業の質などの面でメリットがあります。

受講料金が安い

 スタディサプリは、他の通信教育と比較してもリーズナブルな料金で利用することができます。ベーシックコースと合格特訓コースにかかる料金は次の通りです。

  ベーシックコース 合格特訓コース
通常料金

<月払い>

月額2,178円(税込み)

 

<一括払い(1年分)>

21,780円(税込み)

(月あたり1,815円)

月額10,780円(税込み)

(内訳)

ベーシック2,178円+合格特訓8,602円

 

<一括払い>

なし

授業テキスト 1,320円 (税込み)/ 1冊 1,320円 (税込み)/ 1冊
入会金 不要 不要
初期費用 不要 不要

 このように、ベーシックコースなら年間約2万6千円(税込み)(一括払いなら約2万2千円(税込み))、合格特訓コースでも年間約13万円(税込み)で利用することができるため、かなり費用を抑えることができるのがメリットです。

どこでもいつでも受講できる

 スマホやタブレットで映像授業を視聴できるので、通学中・部活からの帰宅後など時間や場所を選ばずに受講することができます。単元別に動画がまとまっているので、定期テスト対策の時期に集中して特定の単元を学習したり、学習内容がわからなくなった時に学年を遡って学習したりできるのもメリットです。

有名な講師が在籍している

 予備校や塾で「カリスマ講師」として名を馳せた講師や、多数の著書を執筆している講師など、実力派の講師が多数在籍しています。以下に、編集部が数名の講師をピックアップして紹介します。

関正生(英語)

 主に英文法の講座を担当。東進ハイスクールや秀英予備校などの経験があり、予備校時代には200人立ち見の人が出るほど人気の講義をしており、受験英語だけではなく英会話やTOEICなどの著書も多数執筆しています。

堺義明(数学)

 予備校で長年講師を務めており、これまで難関大学への合格者を多数輩出しています。難しい中にも楽しさを織り交ぜた授業をしており、幅広い生徒から人気の講師。

柳生好之(現代文・小論文)

 東進ハイスクールでの勤務を経て、リクルート「スタディサプリ」に参加。東大現代文、京大現代文、早大現代文、難関国公立大現代文、難関私立大、大学入学共通テスト現代文などを担当し、論理的で再現性の高い現代文の指導をしている。難関大受験専門塾「現論会」代表も勤めている。

伊藤賀一(社会)

 東進ハイスクールや秀英予備校などで講師を務めた経歴がある。スタディサプリでは、日本史や政治経済などの科目を担当しており、「教室が揺れる」と言われるほどのおもしろい講義で人気を博している。

牧島央武(生物)

 東京大学大学院を卒業したエリート講師。医療系予備校や大手予備校などで教鞭を執り、わかりやすい解説の講義は理系に苦手意識をもつ文系生徒からも評価が高い。

村山秀太郎(世界史)

 早稲田大学大学院を修了した後、予備校や高校の教壇に立ちながら100カ国以上を歴訪する。その経験を生かしたリアルな世界史の講義が人気となっている。

 スタディサプリ高校講座は初回14日間は無料で利用することができます。ぜひ気になる講師の授業を受けてみて、ハイレベルな講義を体験してみてくださいね。

スタディサプリ現代文講師・柳生好之氏のワンポイントアドバイス

 スタディサプリでは、大手予備校の経験があったり、受験関係の著書を出版していたり、自身でも塾を経営していたりと、経験豊富な講師が講座を担当しています。これだけの低価格で、ハイレベルな講義を受けられるのは、スタディサプリの大きな魅力のひとつです。

 私が担当している現代文の講座でも、なるべく再現性が高い解法を教えられるように意識して授業をしています。例えば、解答を導き出すときに使う考え方や手順など、どのような文章が出題されても役に立つような学習内容になるようにしています。

スタディサプリ高校講座のデメリット

 スタディサプリ高校講座には、受講料金が安く、実力派の講師による映像授業を受講できるというメリットがありますが、デメリットもあります。契約前に、デメリットも確認しておきましょう。

勉強のモチベーションを自分で保つ必要がある

 ベーシックコースを受講している場合、担当コーチによるサポートがついていません。そのため、自分自身でモチベーションを維持させたり、学習のスケジュールを管理したりする必要があります。目標に向かって努力を続けられる生徒や、計画性のある生徒でないと、スタディサプリを継続して活用するのは難しいかもしれません。

わからない箇所を対面で質問することができない

 スタディサプリのベーシックコースは、映像授業の配信とテキストの購入ができるコースのため、わからないところを質問することができません。

 合格特訓コースでは、月に10問までオンラインで質問をすることができます。しかし、対応科目が英語・数学・物理・化学・生物の5科目だけだったり、解答解説のない問題や英作文・論述の添削には対応していなかったりと、利用に制限があるのが難点です。

 わからない箇所があった時は、対面でじっくり質問して問題を解決していきたいタイプの生徒には、不向きだと言えます。