AI英会話アプリSpeak
出典:Speak公式サイト

 なお、AIを使って英会話を上達させたい方には、AI英会話アプリ「Speak(スピーク)」がおすすめです。

 ChatGPTでも英語で会話できますが、Speakは英会話学習に特化しており、発話練習やAIとのロールプレイが用意されています。迷わずに練習を始められ、発話後のフィードバックや復習までアプリ内で進められるのが魅力です。

 7日間の無料体験もありますので、気になる方はこの機会に試してみましょう。

ChatGPTで英会話の練習はできる? できることと限界

 まずは、ChatGPTを英会話学習にどのように活用できるのか、できることと限界を見ていきましょう。

音声モードを使えばChatGPTと英語で会話できる

 ChatGPTの音声モードを使うと、AIと音声で英会話を練習できます。

 英語で話しかけるとChatGPTが英語で返答します。時には言いよどみをしたりと、まるで人間のような話しぶりです。こちらが日本語で話すと、自然に日本語へ切り替えて会話することもできます。

 現在の音声認識の精度は高く、ほんの数年前は、英語の音声認識でなかなか意図どおり認識してもらえず、「自分の発音が悪いのか…」と凹んだことが懐かしいです。

 基本的には、「音声モードにして、英語で話しかける」だけで、ChatGPTとの英会話を始められます。「How are you?」でも「Who are you?」でも「Can I take your English lesson?」でも、なんでも構いません。まずはこれを試して、AIと英会話をする楽しさを実感してみてください。

 会話のやめ時がわからない時には、そのまま終了しても問題ありません。それでは気の毒だ、という優しいあなたは、「See you again.」と言っておきましょう。

フリートーク・ロールプレイ・英文添削などを自由に設定できる

 ChatGPTと英会話をする。これだけでも楽しいものですし、好きな時間に会話できるので、英語を話すトレーニングになります。でも、それだけではもったいないです。

 フリートークや、実際にあなたが英語を話す場面と役割を設定して演じ合うロールプレイ、さらにはスクリプトや資料などの英文を作ってもらったり添削してもらったりと、幅広く活用できます。

 実際に利用できるプロンプトは後ほど紹介します。

無料プランでも始められるが音声機能には利用上限がある

 ChatGPTの無料プランでも、基本的な英会話練習を始められます。ただし、音声機能などにはプランや時期によって利用上限が設けられる場合があります。

 例えば、

  • 音声モードで毎日英語をたくさん話したい
  • 画像生成を絡めて練習したい
  • より自然な話し方でコミュニケーションしてほしい
  • 英会話以外の用途でも頻繁に利用する

という方は、無料プランで始めた後、頻繁に利用制限がかかったり、より高い品質を求めるようになったりしたら、有料プランも検討してみてください。

発音採点や体系的な学習管理は専用サービスの方が充実している

 ChatGPTなどの生成AIに自分で指示を出し、学習内容を設定・管理していくこと自体には、それなりの手間がかかります。また、例えば発音の採点・アドバイス・練習方法の提案、録音して聞くなどの機能、学習管理といった点は、AI搭載型の英語学習アプリの方が利用しやすい側面があります。

 生成AIで自分で学習内容を作ったり、指示を工夫したりする時間を短縮したい場合は、これらのアプリとChatGPTを併用するのも一つの方法です。

ChatGPT英会話の始め方・基本的な使い方

 ここからは、実際にChatGPTで英会話を始める手順と、自分に合った練習環境にするための設定方法を紹介します。

公式アプリまたはブラウザ版のChatGPTを開く

スマホアプリ
  • iPhoneの場合→App Store
  • Androidの場合→Google Play ストア

から「ChatGPT」をインストールします。

ブラウザ

https://chatgpt.com/

からアクセスします。

 その後、アカウントを作り、ログインします。

音声モードを選びマイクの使用を許可する

 ChatGPTを開き、音声モードのアイコンを選択してマイクの利用を許可します。アイコンの位置や対応環境は変更される場合があります。

ChatGPT英会話_01
音声モードのアイコンは右下にある(スマホ版のChatGPTアプリ)

 ChatGPTの声は「設定」の「音声」から選べます。候補の声を聴き比べ、聞き取りやすいものを選びましょう。会話中に「ゆっくり話してください」と頼んで、話す速さを調整することもできます。

ChatGPT英会話_02
音声モードで会話中の画面(スマホ版のChatGPTアプリ)

自分の英語レベル・目的・練習したい場面を伝える

 自分の英語レベル、英語を使いたい場面、学習に充てられる時間を伝えると、練習内容を設定しやすくなります。

「私は広告代理店で働いていて、半年後に海外の顧客と英語で会議をしたいです」「TOEIC®は600点ですが、英会話では言いたい言葉が出てこず、黙ることが多いです」など、できるだけ具体的に伝えてみましょう。

 学習習慣を身に付けたい場合は、平日と休日のおおまかなスケジュールを伝えて、何時から、どこで、何の学習をどのくらいするか、といった学習計画もChatGPTに相談しながら決められます。

 継続してChatGPTを英語学習に使う場合は、英会話練習、英文添削、学習計画、振り返りなどを一つの「プロジェクト」にまとめておくと管理しやすくなります。チャットも、一つのチャットに複数のテーマが混ざると後で探しづらくなるので、テーマごとに分けて作るとよいでしょう。

 後日目標を変更する時には、新たな目標を伝え、今後の学習内容にも反映するよう指示できます。指示するための具体的なプロンプト例は後ほど紹介します。

話す速さ・語彙の難易度・返答の長さを指定する

 最初から自分にぴったり合う速度、語彙レベル、返答の長さに設定するのは難しいため、まずは「TOEIC®600点レベル」「ノンネイティブ同士で社内会議をするレベル」などとざっくり指定して始めてみましょう。

 実際に会話しながら、「もう少しゆっくり話して」「もう少しフォーマルな表現で」「返答をもう少し短くして」などと付け加えれば、自分に合うよう調整できます。

 また、あらかじめ「覚えたてのこの単語とこの表現を使いたい」「この文法が苦手なので、多く使いたい」「この発音が苦手なので、含まれる単語を多めにリスニング・発話したい」などと、強化したい内容を具体的に指示するのもおすすめです。

 こういった細かいリクエストに応じて会話内容を調整できるのも、生成AIを活用するメリットの一つです。

間違いを直すタイミングと日本語解説の有無を決める

 次に決めておきたいのが、英会話のフィードバックをもらうタイミングと、解説を英語・日本語のどちらでしてもらうかです。

 会話中に訂正されると話しにくい人は、会話終了後にまとめてフィードバックするよう依頼しましょう。一方で、特定の表現だけはその場で直したい場合は、訂正のタイミングを指定できます。

 ただ、「切りのいいところで終えて、間違いを指摘して」という指示だけだと、意図せず会話が長引くこともあります。「5分間会話したら終了して、その後フィードバックしてください」など、時間も指定しておくとわかりやすいでしょう。

 自分から会話を終える場合は、「Can I stop this conversation? I'd like you to give me some feedback from now. 」などと伝えても構いません。

 解説については、内容を確実に理解したい場合は、日本語でしてもらう方法があります。あらかじめ指示に入れておいてもいいですし、途中から日本語で質問することもできます。

会話終了後にミス訂正・自然な言い換え提案・復習問題出題をしてもらう

 会話が終わった後は、

  • 文法や語彙の間違い
  • 間違いではないけれど、不自然だった箇所
  • それぞれ、どう言うと適切・自然だったか
  • 発音を改善するためのヒント
  • その他のフィードバック

などを言ってもらいます。

 私がChatGPTにレッスンをしてもらっていた時には、「あなたはこういうことを言いたくてこの言葉を使ったかもしれませんが、こういった表現が自然です」と、こちらの意図を踏まえて別の表現を提案してくれたこともありました。

 加えて、間違いや不自然だった表現を使った復習問題・トレーニングを出してもらいましょう。

 ここで、ポイントを一つ。その都度指摘をしてもらい、また別の日に指摘してもらい、と繰り返すと、後日復習するたびにチャットの中から該当箇所を探し出す必要があり、大変です。

 そのため、同じチャットで学習を続けるか、復習内容をメモやファイルにまとめて管理すると、学習記録を振り返りやすくなります。

ChatGPT英会話ですぐに使えるプロンプト例

 ここでは、ChatGPT英会話ですぐに使える、プロンプトの書き方をご紹介します。

 最初にお伝えしたい大事な点は、詳細な内容を一つにまとめたプロンプトを送ったとしても、それだけで完璧な学習ツールは完成しないということです。また、同じプロンプトを使ったとしても、利用する時期やそれまでの利用履歴などによって、返答は変わってきます。

 そのため、まずは短めにプロンプトを打って、ChatGPTの反応を見ながら、ChatGPTという相棒と一緒に作っていくようにしましょう。

初めに|英語を使うビジョン・目標設定するプロンプト

 まず最初に、何のために英語を学び、どうなりたいのか、達成基準として何をいつまでにどのレベルに持っていきたいのか、を明確にすることで、今後の英会話学習をぶれずに進めることができます。

〈プロンプト例〉

私が実現したい英語を使うビジョンは、ニューヨーク旅行でホテルのチェックインやレストランでの注文を英語でできるようになることです。
2027年6月30日までに達成したいです。
今の英語レベルはTOEIC®600点程度で、簡単な英文は読めますが、会話では言葉がすぐに出てきません。
達成指標は、ホテルとレストランを想定した各5分間のロールプレイを英語で最後まで進められることです。
あなたに、私の英語ビジョン実現プロジェクトの伴走者になってほしいです。
今後、英会話・試験対策などの学習・練習のリクエスト、学習計画の立案と振り返り、間違えやすい部分をまとめた一覧表作り、目標達成スケジュールを考慮した進捗マネジメントなどを、都度指示します。

初心者向け|短い日常英会話を練習するプロンプト

〈プロンプト例〉

私は、英会話の初心者です。
短い文で、簡単な語彙で日常英会話の練習がしたいです。

〈以下、共通箇所。以降のプロンプトにも追加してみてください。慣れたら分数を10分、15分と延ばしてみましょう〉

5分英会話を続けた後、日本語でフィードバックしてください。
間違っていたことと、間違いではないが不自然なことと、それぞれ適切な言い方を、語彙・文法・発音・リズムと、項目ごとに、解説を交えて教えてください。発音については、改善のヒントを教えてください。
その後、復習のために、苦手なフレーズや発音を使って、もう一度5分間英会話をして、フィードバックをお願いします。
途中で私が指示をしたら、そちらを優先してください。

フリートーク|身近な話題について会話を続けるプロンプト

〈プロンプト例〉

週末に行った場所と食べたものをテーマに、英会話のフリートークの練習がしたいです。
語彙は中学英語を中心にし、短い文で話してください。
過去形(went、ate、sawなど)を使う練習がしたいので、週末について質問してください。
語彙・文法・発音だけでなく、私の返しが不自然で意味がわかっていなそうな時は、そのまま流さずに、後からフィードバックのタイミングで指摘してください。

海外旅行|空港・ホテル・レストランを想定したプロンプト

〈プロンプト例〉

海外旅行で、空港での搭乗・降機、ホテルでのチェックイン・部屋からフロントへの問い合わせの電話、チェックアウト、レストランでの注文・質問・支払い、ができるよう、ロールプレイで練習したいです。
旅行先はアメリカなので、現地でよく使われる自然な表現を使ってください。
まずはホテルのチェックインから始めてください。
私が宿泊客、あなたがホテルのフロント係を演じてください。
ところどころ、現実に起こりそうな予想外の質問・トラブルを取り入れてください。
時間は5分ではなく、ロールプレイの内容が自然に終わるまでとしてください。

ビジネス英語|会議・商談・プレゼンを練習するプロンプト

〈プロンプト例〉

会議・商談・プレゼンなどの、ビジネス英語のロールプレイがしたいです。
私はIT業界の法人営業担当です。今期は新規顧客との商談を月10件実施することを目標にしています。架空の設定として練習します。

〈ここは、できるだけ詳しく設定しましょう。ただし、この箇所に限らずですが、機密情報や個人情報は決して入れずに、あくまでも架空の設定を入れるよう注意してください。〉

イギリスの顧客を想定し、現地の商談でよく使われる自然な表現を使ってください。
まずは顧客との初回のオンライン商談から始めてください。
私が営業担当、あなたが導入を検討している企業の担当者を演じてください。
ところどころ、現実に起こりそうな予想外の質問を取り入れてください。
時間は5分ではなく、ロールプレイの内容が自然に終わるまでとしてください。

英語面接|想定質問と回答の改善を行うプロンプト

〈プロンプト例〉

英語での転職(就職)の面接の、ロールプレイがしたいです。
応募先はカナダのIT企業で、職種はカスタマーサクセス、応募ポジションはカスタマーサクセスマネージャーです。架空の設定として練習します。
カナダでの面接を想定し、現地で使われる自然な表現を使ってください。
まずは一次面接の自己紹介から始めてください。
私が応募者、あなたが採用担当者を演じてください。
ところどころ、現実に起こりそうな予想外の質問を取り入れてください。
時間は5分ではなく、ロールプレイの内容が自然に終わるまでとしてください。

英検®・TOEIC®・IELTS|スピーキング試験を対策するプロンプト

 試験対策は、ChatGPTよりも専門の教材・アプリの方が得意ですので、ChatGPTは補完程度・参考程度に活用しましょう。

〈プロンプト例〉

IELTSのスピーキング試験対策がしたいです。
現在のSpeakingのスコアは5.0で、2027年3月31日までに6.0を目指しています。
特に、長く話し続けることと過去の出来事を説明することが苦手です。
次のPart 2の問題と私の解答をもとに、改善点の解説、類似問題の作成、学習計画の提案をお願いします。
問題
Describe a memorable trip you have taken. You should say where you went, who you went with, what you did there, and explain why the trip was memorable.
私の答え
I went to Kyoto with my friends last year. We visited temples and ate local food. I liked it because it was beautiful and fun.
改善してほしい点
解答を長く続けるための具体的な情報の加え方と、自然な語彙・文法を教えてください。

瞬間英作文|日本語をすぐ英語にする練習用プロンプト

〈プロンプト例〉

間を空けずにすぐに英語で応答できるよう、短い日本語の一文を文字で見て、瞬間的に英語で口から出す練習がしたいです。
中学レベルの文法と語彙で始めてください。
1セットにつき10題で、その後フィードバックしてください。
出題は音声ではなく文字でお願いします。私は音声で解答します。
フィードバックには、語彙・文法の誤りや不自然な箇所に加えて、すぐに答えにくかった表現や、言い直した表現があれば指摘してください。発音については、改善のヒントを教えてください。
その後、うまくできなかった問題をもう一度出題してください。
時間は5分ではなく、1セット終えることを優先してください。

発音・音読|聞き取りにくい箇所を確認するプロンプト

〈プロンプト例〉

「Could you tell me where the station is?」という英文の音声を聞かせてください。特に「Could you」のつながる発音を確認したいです。
まず全文をゆっくり読み上げ、「Could you」を自然な速さでどう発音するかお手本を示し、音のつながりを日本語で解説してください。
その後私が発音するので、フィードバックと、適切に発音するためのアドバイスと、練習方法を教えてください。
さらにその後、文章の中で出てきた時の発音の変化について、上記と同じプロセスでお願いします。

英文添削|文法ミスと不自然な表現を直すプロンプト

〈プロンプト例〉

次の英文を添削してください。「I look forward to meet you on next Monday.」
間違っている箇所・不自然な箇所を抜き出し、その理由と、改善例を示してください。
アメリカの取引先に、来週月曜日の打ち合わせ内容を確認するメールで使う自然な表現にしてください。

ChatGPT英会話の効果を高める練習方法

 ChatGPTで英会話をするだけでも発話練習になりますが、目標設定や復習を取り入れることで、より学習に生かしやすくなります。ここでは、意識したい3つのポイントを紹介します。

毎回の到達目標と会話テーマを明確にする

 英会話を始める前に、その日の目標を一つ決めておきましょう。例えば、「新しく覚えたフレーズを3個使う」「2秒以内に返答する」など、会話後に達成できたか振り返れる目標がおすすめです。

 また、なんとなくフリートークをするのではなく、海外旅行や仕事など、実際に英語を使いたい場面に合わせてテーマを決めると、必要な語彙や表現を練習しやすくなります。

予習・会話・フィードバック・復習を1セットにする

 会話だけで終わらせず、「予習→会話→フィードバック→やり直し→復習」までを1セットにすると、学んだ表現を次の会話に生かしやすくなります。

 予習では、その日に使いたい単語やフレーズをいくつか決めておき、会話の中で実際に使ってみましょう。会話後は、間違えた表現や新しく覚えた表現を確認し、修正された表現を使って同じ場面をもう一度練習すると復習になります。

 どの表現を練習すればよいか迷う場合は、ChatGPTに候補を挙げてもらうこともできます。

短時間でも継続して英語を話す

 英語を実用的に使えるようになるまでに必要な学習時間には個人差があります。短期間での成果だけを求めず、継続して学ぶことが大切です。

「毎日夕食後に10分」「通勤前に英会話をする」など、学習する時間やタイミングを決めておくと習慣化しやすくなります。ある日は長時間やったけど次の日はゼロ、などとムラができて、いつの間にかやめてしまうよりも、まずは自分が続けられるペースで英語に触れる機会を作りましょう。

ChatGPTだけで英会話を習得するのが難しい理由・注意点

 ChatGPTは英会話の練習に幅広く活用できますが、英語学習専用のサービスではありません。利用する際に知っておきたい限界や注意点もあります。

学習内容や進め方を自分で設定する必要がある

 ChatGPTでは、自分のレベルや目的に合わせて、学習内容や練習方法を自由に設定できます。

 一方で、英語学習専用アプリのように、レベルに応じた体系的なカリキュラムや復習の流れがあらかじめ用意されているわけではありません。ChatGPTと相談しながら学習計画を作ることはできますが、何をどの順番で学ぶか、自分に合っているかを判断しながら進める必要があります。

 自分で学習内容を組み立てるのが負担に感じる場合は、教材や英語学習専用アプリと組み合わせるとよいでしょう。

発音・アクセント・抑揚の細かな評価には限界がある

 ChatGPTに発音について改善のヒントを求めることはできますが、発音・アクセント・抑揚を細かく採点したり、口や舌の動きを確認しながら指導したりする用途には限界があります。

 発音を重点的に改善したい場合は、発音練習に特化したアプリや講師からのフィードバックも活用するとよいでしょう。

人間同士の緊張感や予想外の受け答えを経験しにくい

 ChatGPTなどのAIとの英会話は、相手を気にせず何度でも話せるのがメリットです。また、条件を指定すれば、さまざまな場面を想定したロールプレイもできます。

 一方で、実際の相手との関係性や緊張感を伴うやり取りまでは再現しにくい面があります。

 仕事や留学、海外旅行などで実際に人と英語を話す予定がある人は、オンライン英会話などを利用して、人と話す機会も設けるとよいでしょう。

回答や英語表現が常に正しいとは限らない

 ChatGPTの回答や英語表現が常に正しいとは限りません。特に、試験対策や仕事で使う重要な表現などは、辞書や公式教材、講師などでも確認しましょう。

 ChatGPTは英会話の練習や学習の補助に活用し、正確性が重要な情報については別の情報源でも確認することが大切です。

ChatGPTでの英会話練習が難しい人におすすめのサービス

 ChatGPTは自由度が高い一方で、自分で学習内容を設定したり、復習方法を考えたりする必要があります。こうした点を負担に感じる場合は、英会話学習専用アプリやオンライン英会話を組み合わせる方法もあります。ここでは、それぞれ特徴の異なるサービスを紹介します。

発話量を増やしAIからすぐにフィードバックを受けるならSpeak(スピーク)

Speak(スピーク)
出典:Speak公式サイト

 Speakは、AIを搭載した英会話学習アプリです。ビデオレッスンやスピーキングドリル、ロールプレイなどを通して、英語を実際に口から出す練習を進められます。

 また、AIによるフィードバックや復習、学習管理などをアプリ内で進められるため、自分でプロンプトや学習方法を細かく設定する手間を減らしたい人に向いています。

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基礎から段階的に学ぶならスピークバディ

スピークバディ
出典:スピークバディ公式サイト

 スピークバディは、単語、リスニング、会話、英作文、応用練習などを段階的に進められるAI英会話学習アプリです。

 いきなりフリートークを始めるのが難しい人でも、インプットとアウトプットを組み合わせながら学習を進めやすい設計になっています。体系的な流れに沿って学習したい人や、自分で学習内容を組み立てる負担を減らしたい人に向いています。

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予約なしで実際の講師と話すならネイティブキャンプ

ネイティブキャンプ
出典:ネイティブキャンプ公式サイト

 ネイティブキャンプは、実際の講師と英語を話せるオンライン英会話です。予約不要で受講できるレッスンがあり、思い立った時に英語を話す機会を作りやすいのが特徴です。

 AI相手の会話だけでなく、実際の人を相手に緊張感を持って話す経験を増やしたい人にも向いています。さまざまな教材や多国籍な講師が用意されているため、目的に合わせてレッスン内容を選ぶこともできます。

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豊富な教材から目的に合わせて学ぶならDMM英会話

DMM英会話
出典:DMM英会話公式サイト

 DMM英会話は、さまざまな教材を使いながら、実際の講師とのマンツーマンレッスンを受けられるオンライン英会話です。フリートークだけでなく、自分のレベルや目的に合わせて教材を選びながら学習したい人に向いています。

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ChatGPTでの英会話練習に関するよくある質問

 ここでは、ChatGPTを使って英会話を練習する際に気になりやすいポイントを、よくある質問形式でまとめます。

  • ChatGPT英会話は完全無料で利用できる?

     ChatGPTの無料プランでも基本的な英会話練習を始められます。ただし、音声機能などにはプランや時期によって利用上限が設けられる場合があります。

  • 英語をほとんど話せない初心者でも利用できる?

     ChatGPTに、「私は英語がほとんど話せない段階なので、易しい語彙・文法を使って、ゆっくりめに話してください」と伝えましょう。その後、詰まって英語が出てこない時は、日本語で話すと、ChatGPTも日本語に切り替えてくれるので、あまり心配は要りません。

  • スマホとパソコンのどちらでも音声会話ができる?

     スマホやパソコンから音声会話を利用できます。利用できる端末・ブラウザは変更される場合があるため、公式情報を確認してください。

     

     習慣化と手軽さという点では、いつでもどこでもよく触れるスマホが使いやすいでしょう。一方で、複数の画面を開きながら入力したり、長い時間取り組んだり、学習計画をまとめたりする時にはパソコンが使いやすいので、用途によって使い分けてみましょう。

  • 日本語でプロンプトを入力しても英会話を練習できる?

     できます。和訳・英訳が瞬時にできることも、ChatGPTの強みですから、積極的に使って、学習を効率化しましょう。例えばロールプレイのシナリオを作る時なども、日本語で入力してすぐに自然な英語のものを作ってくれます。

  • ChatGPTは発音の間違いも直してくれる?

     発音について改善のヒントを求めることはできます。ただし、細かな採点や、口・舌の動きを見ながら調整するようなフィードバックには限界があります。必要に応じて、発音練習に特化した教材や講師のフィードバックも活用しましょう。

  • ChatGPTだけで英語を話せるようになる?

    「英語を話せる」の基準が、「決まったテーマとパターンで、限られた語彙で会話のキャッチボールをする」であれば、できるようになる、といえます。

     

     一方で、「仕事で問題なく使える」「自分の言いたいことがほぼ英語で言えて、相手も自分もストレスなく理解でき、円滑な会話ができる」という基準であれば、英会話の練習だけでなく、インプット学習やリスニング学習、個人練習の時間にも時間をかける必要があるため、ChatGPT以外の教材やサービスと併用した方が、習得までの時間を短縮できて効率的といえます。

  • 1日何分・週何回練習すればよい?

     まずは、自分が話している時間(ChatGPTが話す時間を除いて)として10分ほど、週3回ほどから始められることをおすすめします。

     

     毎日1時間2時間やって、疲れて学習自体をやめてしまったり、あとは英会話以外の学習時間が取れずになかなか伸びなかったり、ということもあるので、まずは「続けられて、他の学習時間も確保できる」ペースで始めて、その後目標の達成具合に応じて調整していきましょう。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 気軽な英会話の相手としても。あなたの英語学習ビジョン達成プロジェクトを推進してくれる、パートナーとしても。ChatGPTは、英会話の練習相手やロールプレイ、英文添削、学習計画の作成に活用できます。まずは短い会話から始め、必要に応じて英会話アプリやオンライン英会話も組み合わせるとよいでしょう。

 学習の準備や管理にかかる時間を抑え、その分を実際の練習や復習に充てる使い方もできます。人との英会話の機会も作る、専門の信頼できる教材やアプリと併用する、プロンプト一回で完成させない、チャットをバラバラにせずプロジェクトにまとめるなど、いくつかのポイントを押さえながら、今からさっそく使ってみましょう!