家計再生コンサルティング
【第20回】 2012年11月16日公開(2015年4月21日更新)
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家計再生コンサルティング

横山光昭 よこやま・みつあき

家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー、株式会社マイエフピー代表取締役社長。お金の使い方そのものを改善する、独自の家計再生プログラムでこれまで5400人以上の赤字家計を再生した敏腕FP。マンツーマンで行なう家計相談のかたわら、書籍、雑誌への執筆、メディア出演や講演も多数。

横山光昭

第2子は第1子の「8割」、第3子は「6割」
2人目以降の子どもの教育費を貯めるコツ

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 これまでにもお話ししてきたように、子ども1人にかかる教育費の目安は、総額で1000万円前後。そのほか、生活費(食費や被服費、お小遣いなど、子どもにかかわるすべてのお金)も含めたら、その2倍近くか、それ以上になる見込みです。「1人でもそんなにかかるのに、子どもが2人以上のわが家はどうなるの?」と、悲鳴をあげたくなった方も多いかもしれません。でも、ご安心を。データによると、2人目以降の子は、教育費においても生活費においても、1人目ほどにはお金がかからないんです。どういうことなのか、詳しくご説明していきましょう。

第2子にかかるお金は、第1子の「8割」、第3子は「6割」

 子どもが2人、3人と増えていくと、教育費は2000万円、3000万円と膨れ上がり、養育費も含めると、5000万円を超える!?――なんて計算をし、血相を変えて私のところに駆けこんでくる相談者の方、結構いらっしゃいます。

 たしかに、計算上はまったく間違っていません。しかしながら、実際にはそこまでかからないケースが大半。子どもが2人、3人になったからといって、単純に教育費や生活費も2倍、3倍になるわけではないのです。

 親というのは、とかく第1子には習い事など全般においてお金をかけがちです。私自身も身に覚えがありますが、最初の子どもということで、気負ってしまうところがあるからでしょう。

 相談者の方のお話を聞いていると、「周りがみんなやっていて、いいと聞いたから通信教育を始めた」「周りがみんなやっていて、いいと聞いたから英語の早期教育をやっている」というような話がよく出てきて、それはだいたい子どもが1人のご夫婦です。子どもが1人のとき(=親として"ビギナー"のとき)は、"周りがみんなやっているから"の魔法にかかりやすく、それで散財する例が少なくありません。

 ですが、2人目の子どもが生まれると、だいたいその魔法は解けます。その理由は、単純に経済的余裕があまりなくなることが大きいですが、第1子の子育て経験から、ある程度ムダなことを見極める目が養われていることも関係しているでしょう。

単純に2倍、3倍にならないのでご安心を!単純に2倍、3倍にならないのでご安心を!【イラスト/斎藤ひろこ】

 内閣府の『国民生活白書』によると、第2子にかかるお金は第1子の8割、第3子は6割というデータが出ています。これは教育費に限らず、生活費全般についての話です。

 生活費が安くなるのは、第2子以降に被服費やおもちゃ代などがあまりかからなくなる点にあると考えられます。第1子のときほど新しいものや高いものを買わないでしょうから、必然的に出費は減らせるわけです。

 また、自治体によっては、2人目以降の子どもの幼稚園・保育園の保育料を割引したり、3人目の子どもからは無料にしているところもあり、この辺りも出費が減る大きな要因になっているのでしょう。

 ちなみに、子育て世帯に優遇措置をとっている自治体は多く、中には子だくさん世帯に出産祝い金を出すところもあるので、自治体のサイトなどをチェックしてみてください。

 加えて、育児にまつわる助成として、3人目以降の子供が小学校にあがるときにお祝金が出たり、毎月5000~1万円程度の子育て支援金が出るなど、独自の取り組みをしている自治体もありますので、合わせて確認しておくといいでしょう。

 企業でも、子だくさんの社員に多額のお祝い金(多いところでは100万円!)を出すところがあります。こうした企業がもっと増えていけば、子育てしやすい世の中になりそうな気がしますね。

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