貯金のプロが教えるネット銀行活用術
【第7回】 2015年12月14日公開(2016年12月5日更新)
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「貯金のプロが教えるネット銀行活用術」

著者・コラム紹介

八ツ井慶子・ヤツイケイコ

ファイナンシャル・プランナー、CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引主任者、(社)日本証券アナリスト協会検定会員。大手信用金庫を経て、2001年に「家計の見直し相談センター」の相談員として、FP活動を始める。2013年7月、「生活マネー相談室」を立ち上げる。近著に『レシート○×チェックでズボラなあなたのお金が貯まり出す』(プレジデント社)がある。

貯金のプロが教えるネット銀行活用術

銀行業界出身で、銀行の口座開設マニアでもあるファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子さんが、ネット銀行の金利やサービスを比較して、おすすめのネット銀行を徹底解説! 定期預金や普通預金の金利はもちろん、ATM手数料や振込手数料、さまざまな銀行のキャンペーン情報まで、ネット銀行をあらゆる角度から紹介し、おすすめのネット銀行活用法を紹介します!

八ツ井慶子

「住宅ローン」で得するネット銀行を紹介(第2弾)
住信SBIネット銀行はローン金利の低さに加え、
「団信保険+8大疾病保障」が無料!

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前回に引き続き、住宅ローンに注力しているネット銀行を紹介していきます。前回は、住宅ローンの分野でオリジナリティあふれるサービスを展開している、「新生銀行」について解説しました。

 新生銀行
コンビニATM出金手数料(税抜) 振込手数料(税抜)
セブン-
イレブン
ローソン ファミリー
マート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
24時間365日、何回でも無料  同行あて:無料
 他行あて:
月1~10回無料
 以降97~285円
(※)
【新生銀行のメリット】提携コンビニATMの出金手数料が、24時間365日、いつでも何回でも無料! 他行への振込手数料も最大で月10回まで無料(「新生プラチナ」の場合)と割安。短期間で利息がつく「2週間満期預金」で、すぐに使う予定のない普通預金のお金をかしこく運用できる。
 ※「新生ステップアッププログラム」のステージによって、無料振り込みの回数および振込手数料は異なります。
新生銀行の公式サイトはこちら
(関連記事はこちら⇒「住宅ローン」で得するネット銀行を紹介!新生銀行なら普通の銀行より低金利&ローコストで「家事代行サービス」などユニークなサービスも

 ただ、「新生銀行」はネット業務に力を入れているとはいえ、純粋なネット銀行ではありません。そこで今回は、代表的なネット専業銀行の一つである「住信SBIネット銀行」について取り上げたいと思います。

 住信SBIネット銀行
コンビニATM出金手数料 振込手数料
セブン-
イレブン
ローソン ファミリー
マート
(E-net)
ミニストップ
(イオン銀行)
月2回~15回無料(※)、以降は100円  同行あて:無料
 他行あて:
月1回~15回無料
 
(※)、以降は142円
【住信SBIネット銀行のメリット】コンビニATM出金手数料と他行あての振込手数料がそれぞれ最大15回まで無料(ランク4の場合)。さらに、「SBI証券」の証券口座と連動する「SBIハイブリッド預金」をつくれば、普通預金金利が大幅にアップ!
※「スマートプログラム」のランクによって、無料出金回数および無料振込回数は異なります。
住信SBIネット銀行の公式サイトはこちら

住信SBIネット銀行」では、グループである「三井住友信託銀行」のネット専用住宅ローンを取り扱っています。つまり、「住信SBIネット銀行」が「三井住友信託銀行」の代理業者となって、住宅ローンを販売しているわけです。

 その点が他のネット銀行とは大きく異なる部分です。ネット銀行は銀行業界の中では後発であり、長年の実績がある銀行と比較すると、住宅ローン審査のノウハウが十分あるとは言えないかもしれません。しかし、「住信SBIネット銀行」の場合は、「三井住友信託銀行」の代理業者となることで、この点のカバーを図っています。

 その「住信SBIネット銀行」は、預金金利の高さでよく知られています。実際、預金金利は銀行業界の中でも一、二を争う水準です。一方、住宅ローンについてもやはり金利面を重視しているようで、変動金利も固定金利も非常に低水準に設定されているのが、「住信SBIネット銀行」の最大のメリットです。

 参考までに、2015年12月適用分の「住信SBIネット銀行」の住宅ローン金利(変動金利は「通期引下げプラン」、固定金利は「当初引下げプラン」の場合)と、前回取り上げた「新生銀行」の住宅ローンの金利を比較してみましょう。

■住信SBIネット銀行と新生銀行の住宅ローン金利を比較すると……
  住信SBIネット銀行 新生銀行
 変動金利 0.588% 0.680%
 5年固定金利 0.500% 1.000%
 10年固定金利 0.840% 1.300%
 20年固定金利 1.340% 1.550%
 35年固定金利 1.710% 2.200%

 これを見ると、現時点の住宅ローン金利では、全体的に「住信SBIネット銀行」のほうが低いことがわかります。ただ、金利は毎月変更となりますし、キャンペーンなどでも頻繁に変わるので、常にこうとは限りません(現に「新生銀行」は2015年12月時点で金利優遇キャンペーンを実施しており、キャンペーン金利が適用されれば、「住信SBIネット銀行」より低金利になることもあります)。

「変動金利」と「固定金利」はどちらが有利?
迷ったら「ミックス型」という選択肢もある!

 少し「住信SBIネット銀行」から話は逸れますが、「いくら変動金利が低いと言っても、本当に変動金利でいいのか?」という点は、多くの人にとって悩みどころだと思います。変動金利を選ぶと、利上げ局面になったとき、住宅ローン金利も上昇し、月々の返済金額が増えてしまうことが考えられるからです。

 それに引き替え、固定金利はあらかじめ設定した利率から一定期間(あるいは全期間)変動しないので、安心感があります。世の中の金利水準が低いときは、変動金利はもちろん、固定金利の水準も総じて低くなるものです。こうした低水準のときのローンは、「長期固定」で組むのがセオリーです。

 セオリー的にはそうなのですが、最近の金利動向は一昔前と比較すると動きが鈍くなっています。一時は「金利が短期間で上昇し、その後時間をかけてゆるやかに下落する」という傾向もしばしば見られました。しかし、最近はそのような動きが見られません。

 通常、変動金利は固定金利よりも低い利率設定なので、住宅ローン返済額に占める利子払いの割合を減らす効果があります。この効果と、金利の波がゆるやかになっている近頃の情勢を考慮すると、必ずしもセオリーどおりではなく、変動金利を選択する魅力のある時代と言ってもいいかもしれません。

 返済額が変わらない安定感、安心感を優先したい人は長期固定金利タイプを。金利がたとえ上昇しても家計は耐えられて、かつ今の低金利に魅力を感じる人は、変動金利を選ぶといいでしょう。金利の動きは誰にもわかりませんから、どちらが正解ということはありません。FPとして住宅ローンのアドバイスをする際にも、私からどちらがいいですよ、とおすすめすることはありません。

 どちらか決めかねるという人には、変動金利と固定金利のミックス型で住宅ローンを組むことをおすすめしています。最初から金利がミックスされている商品もありますが、今は多くの金融機関で借入金額を2つに分けて、変動金利と固定金利で2つのローンを組むこともできるようになりました。

 たとえば、3000万円借りるのに、一つは固定金利型で期間25年・2000万円、もう一つは変動金利型で15年・1000万円――という具合です。このとき、繰り上げ返済で変動金利のほうのローンを集中的に終わらせるようにすれば、有利な金利を享受しつつ、金利上昇リスクに怯えずに済みます。

 変動金利と固定金利のミックスを視野に住宅ローン選びをするのであれば、全体的に金利水準の低い「住信SBIネット銀行」の住宅ローンは、その選択肢の中に入れる価値が十分にあると言えます。

「住信SBIネット銀行」は「保証料」「団信」
「繰り上げ返済手数料」「完済手数料」がすべて無料!

 「住信SBIネット銀行」は低金利が売りであるわけですが、住宅ローンを組むときには金利だけでなく、さまざまなコストもよく確認する必要があります。何しろ、コストの合計金額は、買う物件の価格の3~10%ほどにもなるからです(中古住宅のほうがコストは高くなりがちです)。

 住宅ローンを組んだ際に銀行に支払うコストで、特に注意すべきもの(=金額が大きくなるもの)は次のとおりです。

 ◆住宅ローン金利ランキング[借り換え]
住宅ローン「実質金利」ランキング(35年固定)一覧!
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順位 実質金利
(費用等含む)
表面金利
(費用等除く)
保証料
(税込)
事務手数料
(税込)
1位 ◆楽天銀行 <変動金利(固定特約付き)変動金利>
0.571% 0.507% 0円 32.4万円
【楽天銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
金利、諸経費が安いだけでなく、固定金利期間終了後に適用される金利も安めで、実質金利で見て競争力が高い。事務手数料は一律32万4000円であり、他のネット銀行の多くが採用する2.16%に比べて安い。また、事前審査の結果は最短で翌日、本審査は3~4日で回答する。店舗に行かず契約が可能
2位 ◆ARUHI <MR.住宅ローンREAL 変動金利 頭金20%以上>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【ARUHIの住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
SBIモーゲージから社名変更した住宅ローン専門の金融機関。フラット35の実行件数ナンバー1で、全国の店舗で相談可能。金利設定は低いが、諸経費は2.16~3.24%と比較的高め。8疾病保障特約(保険料別)も付帯できる。事前審査は最短で当日、本審査は最短3営業日のスピード審査が特徴
ARUHIの住宅ローンの公式サイトはこちら
【関連記事】[ARUHIの住宅ローンの金利・手数料は?]「フラット35」の取り扱いシェアは6年連続1位!最高10割まで融資可能、付帯する保険も充実
2位 ◆じぶん銀行 <全期間引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【じぶん銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。変動金利の競争力が高く、業界トップクラスの低金利となっている。がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん50%保障団信」が無料付帯。ネットだけで契約を完了でき、仮審査は最短即日回答、契約は最短10日とい短期間での契約が可能だ
じぶん銀行の住宅ローンの公式サイトはこちら
【関連記事】[じぶん銀行の住宅ローンの金利・手数料は?] 変動金利は業界トップクラスの低金利!がんになると住宅ローンが半減する団信が無料
2位 住信SBIネット銀行 <当初引下げプラン 変動金利>
0.626% 0.497% 0円 借入額×2.16%
【住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
住友信託銀行とSBIホールディングスが設立したネット銀行で、表面金利の低さではトップクラス。通常の団信に加えて、「8疾病保障」を無料で付帯しており、魅力的だ。女性には、がんと診断されると30万円が支給される保障も無料で付けている
5位 ソニー銀行 <変動セレクト 変動金利>
0.678% 0.549% 0円 借入額×2.16%
【ソニー銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
「変動セレクトローン」は変動金利向けの商品で、手数料は借入額の2.16%かかるものの、表面金利が低いので、実質金利でも競争力がある。もう一つの商品である「通常の住宅ローン」は全期間固定と一定期間固定の商品に強みがあり、借り入れ時の金利が低いだけでなく、固定期間終了後の金利も低めに設定されている。全期間固定(20年超)なら、こちらを選ぼう。
ソニー銀行のお申し込みはこちら
【関連記事】[ソニー銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]業界トップクラスの低金利や安い諸経費が人気!来店不要で迅速な対応が売りで、対面相談も可能!
6位 イオン銀行 <金利プラン(定率型) 変動金利>
0.699% 0.570% 0円 借入額×2.16%
【イオン銀行の住宅ローンのメリット・おすすめポイント】
イオンでの買い物が5年間、5%オフになる(買い物額で年間90万円まで)ので、合計で最大22.5万円分のメリットがある。固定期間終了後の金利優遇幅が大きく、実質金利では上位に顔を出す。売買契約金額・工事請負契約金額の105%まで借りられるので、諸経費やリフォーム費用も住宅ローンと一緒に、低い金利で借りられる
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【関連記事】[イオン銀行の住宅ローンの金利・手数料は?]契約後5年間はイオングループでの買い物5%OFF!8大疾病に2つのガンを追加できる充実の保障特約も

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