テクノロジーとの融合で
新たな幸せの提案へ

「日本もキャッシュレス時代を迎え、いろんな決済方法が生まれていますが、現時点ではクレジットカードに勝るものはないと思います。国内はもちろん、世界のどこにいてもサインするだけで通用する。当然のようでいて、これはすごいことです。クレジットカードに絶大な信用があり、その信用の上に成り立っているインフラは、技術で簡単に置き換えられるものではありません」

 平野社長は今後、「クレジットカードとテクノロジーが融合し、大きな変化を遂げる」と未来を予見する。

「ブロックチェーンのような新しい仕組みと融合すれば、リアルタイムで確認できるようになるし、カード会社のコストダウンにもつながります。またIoTの一環として、クレジットカードが通信モジュールを内蔵し、オンラインでつながることも十分に考えられるでしょう。進化の可能性は無限で、『アメリカン・エキスプレス』がそんな未来へのパスポートになればいい。そして、使うたびに幸せを連鎖させてほしいと思います」

価値を広く伝えることで
日々の幸せを連鎖させる

 1850年、日本は江戸時代の嘉永3年、米国ニューヨーク州で創立した「アメリカン・エキスプレス」。日本では1917年(大正6年)に横浜に支店を開設。世界に広がる独自の加盟店ネットワークと、世界140カ国以上のトラベル・サービス拠点を通じて、最高品質のサービスを提供している。その魅力は「あらゆる場所で使える利便性」「ポイントと付帯サービスが充実」「セキュリティ面での安全」にあり、平野社長があげたクレジットカードを使う理由とリンクしている。

 アメリカン・エキスプレスでは現在、「Realise the Potential」と銘打ったブランド・キャンペーンを展開中だ。ポイントプログラムなどの特典や不正使用防止のセキュリティシステムなど、利便性の高いサービスを最大限活用してもらい、より多くの人に生活の可能性を広げてほしい、という願いが込められている。