「学べる時間が少ない」「モチベーションが長続きしない」。忙しいビジネスパーソンの英会話学習に立ちはだかる大きな壁だ。カシオの「エクスワード ライズ」は“手のひらの英会話教室”、モバイルスタイルで活用できるデジタル英会話学習機だ。コーチングのプロにその性能を体験してもらった。

 仕事と同じように英会話学習も効率が肝心。習得しやすい学習方法を見つけ出し、学べる時間を5分でも、10分でも捻出して集中するのが上達への早道です」と語るのは、語学コーチングスクール「プレゼンス」(東京・港区)で英会話コーチを務める伊地知太郎コーチ。

 同スクールは語学学習にコーチングの要素を取り入れ、「何を学ぶか?」(学習内容)だけでなく、「どう学ぶか?」(学習方法)の指導にも重きを置いている。

 「英会話学習を始めても長続きしない、何度も挫折してしまったという方が大勢いらっしゃいます。共通するのは、何をどう学んだらいいのかが分からず、手当たり次第に教材をつまみ食いしたり、レベルにそぐわない勉強をしたりしていること。まずは自分がどのレベルにいるのか、何をどう勉強すれば目標にたどり着けるのかという”初期設定”を明確にするのが望ましいといえます」(伊地知コーチ)

「何を学べばいいのか」を
教えてくれる学習機

 そんな英会話コーチングのプロが注目するデジタル英会話学習機がある。カシオの「エクスワード ライズ」だ。

 「エクスワード ライズ」には「ボキャブラリー」「リスニング」「スピーキング」「テスト対策」の4つにカテゴライズされた英会話学習のためのコンテンツが満載されている。

 「ボキャブラリー」には英単語や英熟語を楽しみながら聴いて覚えるキクタン・キクジュクシリーズ、「リスニング」には人気の高いNHKラジオ講座の音声とテキストが6講座(各1年分)、「スピーキング」には対話形式の発音レッスン教材、「テスト対策」にはTOEIC® TEST、TOEFL® TEST対策の問題集と、これ一つだけでも十分過ぎるほどのコンテンツの充実ぶりだ。

 「収録されているコンテンツはどれも英会話学習者に人気が高く、信頼性も抜群です。何冊もの教材が1台に凝縮されていることにまず驚きました。しかも内容が充実しているだけでなく、レベルや進捗に合わせてどれを選べばいいのかを教えてくれる『English Training Gym』という機能があるのもいいですね」と語るのは、プレゼンスを運営するジャパンビジネスラボの杉村貴子・代表取締役社長。

 学び方の分からない学習者にとっては、書店にあふれ返る英会話学習教材の中から自分に合ったものを探すだけでも至難の業だ。間違った教材選びが持続を妨げる原因となることも多い。

 「その点、トレジムプランという機能は学習プランや学ぶべきコンテンツを絞り込み、学習に要する日数や時間も示してくれるので非常にありがたいと思います。しかも前回はどこまで学び、どれだけ単語や熟語を覚えたのか、発音はどれだけ良くなったのかという成果が表示されるので、やる気の持続につながるのではないでしょうか」(杉村社長)