COLUMN I
「広州国際照明展覧会」に出展
光の先進技術に熱い視線

 広東省広州市。2011年6月、広州国際会議展覧センターで開催された照明見本市「広州国際照明展覧会」には、国内外から47ヵ国2931社が出展し、照明や建築関連に携わる10万465人が訪れた。

 今回が初出展となるパナソニックのブースにも多くの人が来場。「平均して10分間に約300人が訪れる。日本では考えられない集客」とブース設計担当者は驚きの声を上げる。

パナソニックの先進技術や品質をアピールする展示に見入る来場者

 ブースでは、イタリア・ミラノサローネにも出展したLED照明の体験型インスタレーションや、中国で販売予定のLEDランプや高効率照明、中国人の嗜好に合わせたシャンデリア型シーリングなどを展示。特に、従来は複数個配置していた発光部を一つにして光の質を高めた「ワンコアLED」や、空間の明るさ感を表す独自の指標「Feu」、直管形LED、有機ELといった先進技術の前で多くの人が足を止めた。

「パナソニックブランドは電化製品などで消費者から信頼されている。照明への注目度も高まっている」と中国人スタッフが語るように、市場の期待を感じさせる展示会となった。