日本から4時間で世界に会える
グローバルビジネスへの出発点
香港の展示会・見本市

日本出発前に出展、
買い付けの相談ができる

　出展者数が世界最大級の「香港ウォッチ＆クロック・フェア」や「香港ギフト＆プレミアム・フェア」など、香港では世界最大、アジア最大の展示会がめじろ押しだ。そのため、世界のトレンドや新製品事情を探る目的で香港の展示会を訪れるビジターも多い。

　最近、日本からの出展が増えているのが、先ほども紹介した食品関連の展示会。農業や畜産、海産をテーマとしたアジア初の本格的な展示会である「アグリプロ・アジア・エキスポ」（11月30日～12月2日開催）などは、世界に向けて日本の農水産物の安全性をアピールできる絶好の機会となりそうだ。

　風評被害に関しては原発事故の影響で減っている外国人観光客を呼び戻すため、旅行関連の展示会への出展を検討している日本の自治体や企業も多い。今年はすでに終了したが、香港では毎年6月に「ＩＴＥ香港国際旅行展示会」が開催される。日本への観光客数が多い香港や中国南部の旅行業界関係者が多数参加するのでプロモーション効果は絶大だ。

  一方、日本からのバイヤーの動向を見ると、震災の影響で不足している建材、印刷などの調達目的で香港の展示会に注目するケースも増えている。10月27日から29日まで開催される「香港国際建築資材・装飾資材・機械設備展」、来年4月27日から30日に催される「香港国際印刷・包装展」などをぜひチェックしてみたい。

　節電の取り組みとともに品薄となってきているＬＥＤ電球やソーラーパネルなどを海外から調達する動きも広がっている。10月26日から29日に開催される「ＬＥＤライトフェア ＬＥＤ＋ライト・テック・ショー‐香港」と「エコ・エキスポ・アジア‐環境保護関連国際見本市」や、10月と4月の年2回予定されている「チャイナ・ソーシング・フェア‐ソーラー＆省エネプロダクト」は、そうした製品を買い付けるのに打ってつけの機会だ。

　なお、香港政府観光局は現在、香港の展示会・見本市に参加するバイヤー向けに、さまざまな特典が受けられる「香港“ビジネス・ライト・ヒア”キャンペーン」を実施中だ。この機会に一度参加してみてはどうだろう。
www.mehongkong.com/brh（日本語選択可）

  香港ではこのほかにも、美容、宝飾、ファッション、ギフト、家庭用品、インテリア、雑貨、玩具、ＩＴ、エレクトロニクス、アニメ、ゲーム、映画など、じつに幅広い展示会・見本市が年に120件以上開催される。主催者の約7割は日本にもオフィスを構えており、出発前から具体的な出展や買い付け、事前アポイントなどの相談に乗ってくれるのもありがたい。まずは気軽に問い合わせてみたい。

年間120以上の展示会すべての開催スケジュールや
各展示会の詳細・問い合わせ先は下記にて
www.mehongkong.com/mice/jpn/