10年で男の顔はどう変わる?
顔の撮影には「ロボスキンアナライザー」という機器が使われた。照明や角度を同一条件で撮影できる箱型カメラで、高精度の顔画像を撮影し、画像解析ソフトを使って、毛穴や色素の沈着、色味などを分かりやすく表示できる優れものだ。
肌画像を撮影する「ロボスキンアナライザー」。撮影時にはカーテンで頭部を完全に覆い隠す。機械内部に見えるのがカメラ。この「ロボスキンアナライザー」で男性15名が10年以上の時を隔てて顔を撮影し、肌や毛穴について比較した画像が貴重なデータになっている
さらに「3次元画像カメラ」で顔の立体像を撮影した。顔の正面と左右を撮影すると、立体的な顔の画像をパソコン上に再現できる。顔の骨格や角度もわかるため、より生身に近い形での印象評価が可能になるのだ。
顔の正面と左右を撮影するだけで、顔の立体画像が生成できる「3次元画像カメラ」
10年という年月を経た「定点観測」の写真は、約90名の第三者が評価した。大きな会議室にパソコンを並べ、次々と顔の画像を切り替えながら、100点満点で“印象評価”した。
ロボスキンアナライザーで撮影した10年前と現在の男性の顔写真を比較した
10年間の顔の変化に伴った「印象」の違いを数値化したのだ。 評価項目は、若々しい、神経質そう、モテそう、仕事ができそう、疲れて見える、いきいきしている、健康的、明るそう、面白そう、性格悪そう、等々。結果は当初想定していなかったものだった。
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