――今回、サイテキとトライリンク社がパートナーシップを結んだことで、どんな相乗効果を期待していますか?

石山:従来のコストナビでは、物流のコスト削減に関しては、ほとんど取り扱っていませんでした。ニーズこそ感じていたものの、物流コストというのは運賃のみならず人件費やシステムなどさまざまなことに起因するため、請求書を見ただけでは判断が難しい。 

 しかし、物流事業に長く関わってきた当社には物流コストに関するノウハウが充分にあるため、新たにメニューとして加えることができたことは大きな強みだと思います。見直しの方法によっては、月に20万~30万円削減できるケースも珍しくありません。

 EC以外のコスト削減診断についてはトライリンク社のデータベースを使用させていただき、物流費や広告費のデータベース、EC事業者へのヒアリングや報告については当社が担います。「Ec-CostNavi」をきっかけに、EC事業ではこれまであまり意識されることのなかった、会社全体でのコスト削減を行うことが目標です。長い付き合いだからと、長期間に渡って単価の変更を行ってなかった部分も、見直すきっかけに利用してもらえると思っています。

コスト削減のプロのノウハウが
成功報酬制で利用できる

――こういったサービスがあることを、初めて知った企業も多いはずです。

石山:コストを削減したくない会社はないはずです。しかし、コスト削減を行うということは何かを変えるということ。変化には労力を費やしますから、一般的には後回しにされる傾向にあります。取引先の乗り換えは面倒ですし、たくさんある経費科目のコスト相場の情報を集めるだけでも大変です。こうした手間が削減額と見合わないため、これまで何もしてこなかったというのが大方のケースだと思います。

 一方で、「Ec-CostNavi」を手がけるのは、通常では知ることのできないコスト相場を把握しているコスト削減のプロたちです。自分たちで言うのもなんですが、「デメリットがまったくないサービス」だと思います。料金は削減額に応じた成功報酬になっていますので、削減の余地がないと診断されれば費用はかからないわけですから。

 情報不足や人手が足りないなどの理由でコスト削減に踏み切ることのできていなかった忙しいEC事業者にとって、「Ec-CostNavi」が、よいツールになれるものと信じています。また、削減した分の予算を販促活動に使用して、売り上げを向上させてほしいと思っています。

株式会社サイテキ
TEL 03-6869-6133/ Email ec-costnavi@saiteki-net.jp
URL http://www.saiteki-net.jp/Ec-CostNavi.pdf
 
[PR] EC支援専門誌「ECのミカタ通信」2011年8月31日発行号より