エレベーターは
“縦”の交通機関

 同社には「エレベーターは“縦”の交通機関である」という認識があるという。“横”の交通機関とは、いわゆる電車や飛行機などで公共的な施策が施されるが、“縦”の交通機関であるエレベーターの運行は100%民間に委ねられる。

 つまり製品を開発する企業が、エレベーターは交通インフラであるという認識を持ち、移動のスムーズさや安全性、さらに快適性を提案し、建物を所有する建築主に選択肢を提供していかなければならないと考えるのだ。

 快適な乗り物であるためには、表示や高速運転の拡充とともに、内装のデザイン性の高さも求められる。

 『AXIEZ』では、標準形エレベーターでありながら、最新の建築トレンドを取り入れたアクセントウオールデザインを有償付加仕様に取り入れた。正面壁と両側面壁の仕上げを分割して空間をコーディネートしているほか、安価に高級感を演出でき、デザイン性の高い内装材である「プレミアムウォール」を提案している。さらに基本仕様として、天井の照明に高級感のあるLEDダウンライトも採用し、上質な“おもてなし”感を打ち出している。

 「この他、セキュリティー機能の充実はもちろん、三菱電機ビルテクノサービスが全国津々浦々24時間365日のサポート体制を整えており、そうしたサポートの充実も当社のエレベーターが評価を受ける理由になっています」と網谷氏。

 利用者の利便性を向上させ、ビルやマンションの価値をも向上させる『AXIEZ』の仕様拡充は、三菱電機のエレベーターのブランド価値をさらに高めている。

問い合わせ先:
三菱電機株式会社
http://www.MitsubishiElectric.co.jp/