このように、情報を「守る」「つなぐ」「活かす」、そして経営を「伸ばす」の四つの切り口から、顧客のニーズに合わせて総合的なスマートデバイスソリューションを提案できるのがKCCSの強みだ。
具体例として、「つなぐ」「活かす」の二つのソリューションを紹介しよう。
KCCSが昨年12月からサービスを開始した「KWINS Phone」は、MVNO(仮想移動体通信事業者)ならではの、音声・データの回線契約が統合された独自の通信サービスだ。
「仕事上、携帯電話やPCに加え、スマートフォンやタブレット端末など複数のデバイスを持ち歩いている方も多いでしょう。しかし、いくつも持ち歩くのは当然面倒ですし、じつはそれぞれの通信費を合わせるとかなりの負担になっています。そこで、それらのデバイスの機能を集約し、通信費を一本化したのが『KWINS Phone』の大きな特長です」と早田氏は語る。
「KWINS Phone」で利用する端末は、端末自体でWiMAXとCDMAによる高速データ通信ができるだけでなく、一緒に持ち運ぶPCやタブレット端末のWi‐Fiルータとしても利用できる。音声通話にももちろん対応。社員間の音声通話は無料という魅力的な料金設定を採用している。