さらに、MDM(モバイルデバイスマネジメント)によるデバイスの一括管理や遠隔ロックなどセキュリティにも対応。端末の紛失や盗難、第三者の悪用などによる不正アクセスを防げるので、外出先からの稟議決裁や申請といった用途にも安心して使える。
加えて「KWINS Phone」経由で、自宅などのPCから会社のネットワークに接続すれば認証キーとしても利用できる。どこにいても業務を継続できるのが魅力だ。まさに情報を「つなぐ」ことに特化した有効なソリューションである。
「多くのお客様に感想をうかがっていますが、つながる利便性はもちろん、デバイスの集約によって通信コストが大幅に削減できることに大きな魅力を感じていただいています」と早田氏は語る。
常に最新版の
カタログ、資料を共有
情報を「活かす」ソリューションとしては、ドキュメント配信サービスの「GreenOffice Publisher」が好評のようだ。
「GreenOffice Publisher」は、営業用のカタログや会議用の資料といった企業内のドキュメントを配信・共有するためのソリューション。タブレット端末で共有する資料などをセキュアに、しかも常にアップデートされた状態で配信することができる。
「もともとは電子書籍の配信システムをベースに、大学図書館の学術書の配信用として開発したものなのですが、ビジネスにも活用できるのではないかというお客様の声をもとにサービス化しました」と早田氏。
きちんと分類・整理された書棚から、最新資料を取り出すのと同じような感覚で、いつでも最新のカタログや会議資料などにアクセスできるのが「GreenOffice Publisher」の大きな特長だ。しかも文書の複製防止や閲覧期間の制限、アクセス権限の付与などセキュリティ対策も施されている。
「『KWINS Phone』と『GreenOffice Publisher』を併用すれば、時間や場所を意識せずに必要な情報につながり、それを活用できるビジネス環境が整う結果、経営を伸ばすことが可能になるわけです」と早田氏は語る。
KCCSが四つのコンセプトに基づいて提供するサービスを自由に組み合わせれば、個々の企業ニーズに適したスマートデバイス活用が実現しそうだ。