従業員数はほぼ横ばいでも、売上高は倍増!

 例えば、実際の製品やシステムを自分の目で見て確かめられる展示会場に設置された「テーマステージ」では、旧来型の働き方を依然として続けている企業が、ITを活用して働き方改革を実現するステップを寸劇形式で紹介。

「中小企業に成果が出やすい働き方改革」とは?テーマステージは、今年の大塚商会が注力していく方向性を紹介する場でもある

 場所を選ばず、「どこでも仕事ができる環境を整備するためのソリューション」のほか、タイムリーな情報共有と密なコミュニケーションを可能にするテレビ会議システムなど「ITを活用したコミュニケーション改革」、「セキュリティを担保しながら安定した通信を実現するネットワークの構築」といった実践的な提案を、実際の企業の悩みと解決策に例えながらわかりやすく行った。

「中小企業に成果が出やすい働き方改革」とは?

 寸劇では、「IT化によって、1998年には3117億円だった売上高が、2017年には6246億円と倍増しているにもかかわらず、従業員数は6621名から7080名と、わずか6%しか増えていない会社がある」ことを紹介。

 実は、それが大塚商会のことであり、寸劇で紹介したソリューションの多くは大塚商会が自社で導入、実践しているものであった。

 また、1998年にパソコン、2001年には営業支援システム、2008年にはLED照明、2011年にはiPadを導入するなど、同社によるIT化推進の歴史も紹介。その結果として業務効率化と生産性向上を実現できたことをアピールした。