ポイント1
「業績を上げる」に徹底コミット
どの部署にも共通する「業績を上げる」を最終目標とするためのストーリーを考える。
経営陣と同社に多数在籍するエンジニアが働きやすい環境を作ることになったとき、推進ズでは、トップエンジニアの悩みだった「会議や会食の設定が大変」「新しいPCを購入する時間がない」といった声を聞き取り、トップエンジニアの雑務を引き受けるエンジニア・コンシェルジュ制度を作った。
「雑務の時間が減る」→「コードを書く時間が増える」→「業績が上がる」ことからエンジニアの人気の制度になっている。
ポイント2
本業で勝負する
プロジェクトを推進させる人材には、他の仕事を兼務させない方が実行力は上がる。
営業部で新たなプロジェクトを推進する時、本業である営業とプロジェクト推進を兼務させると、どうしても営業成績を上げるという本業に力が入り、プロジェクト推進がおざなりになる。
野島氏でさえ、「もし採用業務と推進ズを兼務していたら、採用の実績を上げることに時間を割くだろう」という。
ただ社員レベルで「プロジェクト推進を本業にする」と宣言するのは難しいので、経営者がプロジェクトに専念できる環境を作ることが大事だ。