ここ数年で、便利なWebサービスが次々と登場している。無料オンラインストレージサービス「SugarSync」もその一つ。複数PC間でのフォルダの同期や、ファイル・画像のバックアップ、スマートフォンでの利用、組織内でのファイル共有など、豊富な機能を備えながらシンプルで使いやすい点がビジネスマンにも人気だ。SugarSyncを使って仕事がどう変わるのか、事例を紹介していこう。
BBソフトサービス
ソフトウェアサービス事業
M&D統括部 企画1部 ディレクタ
SugarSyncは、アメリカで生まれた無料オンラインストレージサービス。日本ではソフトバンクグループのBBソフトサービスがSugarSync社と協業して展開している。BBソフトサービス ソフトウェアサービス事業 M&D統括部 企画1部 ディレクタの佐藤孝氏はその特徴をこう説明する。
「あらゆるPCやスマートフォンに対応し、面倒な操作をすることなく自動で同期・バックアップができること、同期するフォルダをユーザーが自由に設定できることなどがSugarSyncの特徴です。SugarSyncを使えば仕事の効率化や情報共有が進み、ワークスタイルが大きく変化します」
では実際にSugarSyncがビジネスにどう役立つのか。想定されるシーンを見ていこう。
シーン1:職場でも自宅でも、同じパソコン環境を実現
会社での仕事の続きを、自宅のPCでやりたい。そこで必要な資料を選び、メールで自宅あてに送信(あるいはUSBメモリにコピー)。ところが自宅で見たら必要な資料を送り忘れていた……。こんな経験はないだろうか。
SugarSyncならそんなミスは起こらない。SugarSyncを職場と自宅のPCにインストールして、同期したいフォルダを選択しておくだけで、両PCのファイルが自動的に同期されるからだ。つまり、職場と自宅のPCを常に同じ最新の環境に保つことができる。会社のPCで途中まで作業して、帰宅後、自宅のPCを起動させれば、そこに先ほどまで作業していたのと同じファイルが存在する。「家に持っていくのはこのファイルとこのファイルで……」と選んだり、メモリにコピーしたりする操作は必要ない。SugarSyncが勝手に同期してくれるのだから。