「ITパスポート講座」のテキストと「学びオンライン プラス」の画面例
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 この講座の最大の特徴は、ユーキャンが独自に開発した受講支援システム「学びオンライン プラス」にある。このシステムにより、スマートフォン、携帯電話、PCをフル活用し、スキマ時間を利用して「いつでもどこでも」学習できる環境が実現した。

 さらに、企業の研修管理者がウェブ上で受講者全員の進捗状況や成績を閲覧できるサービスも提供。これにより「学習の見える化」が可能となり、問題の早期発見と対策につなげることができる。

業務と並行して戦力強化
スピード合格を支える工夫

ゼネラル・ビジネス・サービス
ソリューション事業部 第二営業部
山下高司氏

 では、「ITパスポート講座」は、受講者にどのようなメリットをもたらしたのか。2ヵ月でスピード合格を果たした3人の若手社員に話を聞いた。

「教材がスマートフォンでも見られるので、仕事の合間などを利用して効率よく学ぶことができました。動画教材も2分前後でポイントがまとめられているので、移動時間に楽しみながら勉強できたのがよかったですね」(2008年入社、営業・山下高司氏)

「教材の確認テストの中で、問題の意味がくみ取れない場合もあります。どうしてもわからないときは、質問サポートを利用。これが早くて、翌日には丁寧な回答がもらえるので、非常に助かりました」(08年入社、営業・横山崇将氏)

ゼネラル・ビジネス・サービス
ソリューション事業部 第二営業部
横山崇将氏

 今回の受講は、業務面でもさまざまな波及効果をもたらしているという。

「普段の営業活動ではシステムの話に偏りがち。『ITパスポート講座』で広範な知識を体系化できたことは、仕事に大変役立っています」(09年入社、営業・山田俊英氏)

「受講を通じて財務や経営に興味が湧いてきました。将来は中小企業診断士の勉強もしてみたいですね」(山下氏)

 さらに、スピード合格の一因となったのが、前述の研修管理者向けサービスだ。「学習の見える化」が受講者に適度な緊張感を与えたことも、大きな成果につながったという。

ゼネラル・ビジネス・サービス
ソリューション事業部 第三営業部
山田俊英氏

「ITパスポート試験の内容の一部は、新人研修とも重なっています。しかし、こうした知識を、新卒社員が座学で理解するのは難しい。その意味で、実践を経験した若手社員が業務と並行しながら学べるユーキャンの通信講座を利用したことは、大変有意義だったと思います」と宮下氏は評価している。