5時から22時のフレキシブルワークや妊活®サポート。
社員の気概と働き方を支援する社風と制度

 デ・モラルト社長は、「私たちメルクのイノベーションの原動力は、C・D・Eの三つにあると確信しています。これこそが、当社の過去、現在、未来の成功を形作るものです」と語る。

 つまり、Curiosity(好奇心)、Diversity(多様性)、Entrepreneurship(企業家精神)だ。これらを実のあるものにするための文化と制度が社内にあるという。

 「当社は社員一人ひとりが高い専門性を備えたプロフェッショナル集団です。その根底には、イノベーションの源になるのは人であり、社員が毎日充実した気持ちで仕事ができることこそが会社の成長・発展に必要であり、社員の多様性を尊重する職場環境を用意しなければという考え方があります。実際、職務内容に明記されていないことでも意欲的に挑戦するのを認める社風は、私自身が何度も実感してきたことです」(デ・モラルト社長)

 働き方制度もユニークだ。2017年には全従業員を対象にしたフレキシブルワーク制度(MyWork@Merck)を導入した。午前5時から午後10時までの間で、コアタイムや働く場所に制限のない、自由度の高い働き方を可能にしている。つまり在宅勤務も可能で、社員の間では、保育園に預ける子どもの送迎時間が設定しやすくなったり、親の介護時間を確保できたりしているという声がある。

 また不妊治療領域に特化したスペシャリティ・ファーマらしく、社員を対象とした「妊活®支援プログラム(Yellow Sphere Project)」を導入している。教育啓発セミナー実施や、男女を問わず不妊治療のために有給休暇を付与したり、高度不妊治療では治療費の助成も行ったりしている。

 「日本の製薬業界や医療関係者の方々に、当社が三つの資質を備えた企業であると評価してもらえれば嬉しいですね」とデ・モラルト社長は語る。

 つまり、スペシャリティ領域に特化しつつもサイエンスとテクノロジーで常にイノベーションを追求し続ける会社であり、患者さんのケアソリューションを提供して医療関係者の良きパートナーとなれる会社であり、そして良い雇用主であるということだ。

 「当社の良き文化と目標を共有して、日本における次なる展開を一緒に担ってくれる気概のある人を迎えたい。そして、努力を継続して、今後もさらに日本の医療に貢献する会社としての存在感を高めていきたい」とデ・モラルト社長は語る。

 外資系企業ならではの「グローバルな視点で考え、ローカルに行動する」特長と、創業から350年という長い歴史をいかし、メルクは日本に根ざした活動に力を注いでいる。

問い合わせ先:
メルクセローノ株式会社
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