IoT(モノのインターネット)の分野で、今注目されているのがエッジ(末端)コンピューティング。その分野で世界的なイノベーションを起こしたAIチップ。同製品を提供するmtes Neural Networks(エムテス ニューラル ネットワークス)の原田隆朗CEOと、人気タレントの壇蜜さんがAI(人工知能)時代について語り合った。

(左)mtes Neural Networks 原田隆朗 CEO  (右)壇 蜜さん(タレント)

 今、AIサービスの多くはクラウドで提供されている。クラウドは大量のデータを蓄積できる上にセキュリティーも堅牢であり、AIの機械学習やディープラーニングにはとても適している。だが、IoTの普及で端末から送られる通信量が膨大になったため、処理速度が遅くなり、通信料や利用料が大幅に増えるなどの弊害が出ている。その問題を解決するのが、現場近くに設置したエッジ端末で演算を高速処理する"エッジコンピューティング"なのである。

「ニューロモフィックAIチップ」。
超低消費電力で さまざまな応用展開が可能

「当社の"ニューロモフィックAIチップ"は、AI技術をソフトウエアではなく、人間の脳を模した画期的なAIチップで提供することに特徴があります。構造がシンプルなため、耐久性や価格に優れ、超低消費電力。これをIoT製品やサービスに組み込めば、現場でのリアルタイムのパターン認識や学習時間の短縮が可能になり、究極のエッジコンピューティングが実現するのです」そう語るのは原田隆朗CEOだ。