史上最低水準で推移していた住宅ローン金利が、ついにこの8月から上昇し始めた。こうした局面で安心感と強みを発揮するのが、全期間固定金利の「フラット35」だ。そのメリットの数々を紹介しよう。

金利の上昇を気にせずに
生活できる安心感

 マイホームを取得する際に、多くの人が利用する住宅ローン。最長35年もの長きにわたって支払い続けるものだけに、その金利は大いに気になるところだ。

ファミリーライフサービス
仲條 淳
吉祥寺営業所 所長

 日本では、日本銀行によるマイナス金利導入(2016年2月)以来、住宅ローン金利は史上最低水準で推移してきた。しかし、一方で国はインフレ政策を取っており、いずれ金利は上昇するといわれてきた。そして今年8月から住宅ローンの金利が上昇傾向となり、この動きは今後も続くとみられている。

 こうした局面で安心なのが、最後まで金利が変わらない、長期固定金利の「フラット35」だ。

「初めてマイホームを取得する方の中心層は、小さなお子さまのいる世帯です。教育費やレジャー費用などの支出が増える中、住宅ローンの金利が上がっていけば、さまざまな影響が出てきます。その点、全期間固定金利のフラット35なら、金利の上昇を気にせずに安心して生活設計を立てていただけます。金利が上がり始めたとはいえ、今ならまだまだ低水準ですので、今こそチャンスだと思います」(ファミリーライフサービス吉祥寺営業所・仲條淳所長、以下同)

 しかも、フラット35の融資対象範囲が「物件価格+諸費用の9割」まで拡大された。「物件価格の5~10%」といわれ、それなりの金額になる諸費用まで借り入れできるのは大きい。
「残りの1割は、フラット35と一体化して融資するパッケージローン『アシスト35』をご利用いただけますので、自己資金を使わなくても住宅購入が可能です。住宅はローンで賄いつつ、できるだけ現金を残したいと考えられる方はたくさんいらっしゃいますので、そうしたお客さまに最適だと思います」

 さらに、優良な住宅に関しては、5年もしくは10年間金利が引き下げられる優良住宅取得支援制度「フラット35S」も利用できる。