「個の人材マネジメント」に向けた実証実験を実施
今、企業経営における人事管理は、生産労働人口の減少や流動化による人手不足、さらには働き方改革による生産性向上への強い要請など、切実な課題に直面している。
「これまで人材マネジメントといえば、新卒一括採用やコース別の人事制度に代表される、"社員を画一的に扱う制度" が主流でした。しかし国籍や性別、共働きの家庭環境など、社員の属性や価値観が多様化する中で、今、求められるのは従業員一人一人の状況に応じたきめ細かな対応。"個の人材マネジメント"なのです」と小山氏。
これまで必要なことは分かっていても実現が難しかったが、現在はHR-Tech(Human Resource Technology)サービスの浸透やアナリティクス環境の進化があり、"個の人材マネジメント"が可能になっている。
MURCでは、データアナリティクスに強みを持つ三菱総研DCSと共同し、"現状の見える化"を行った上で、課題解決のための具体的な"打ち手"を提案する。「見える化にとどまらず、経営課題ソリューションにまで踏み込めるのが大きな強み」(春日氏)なのだ。
同社ではまた、自社を対象に退職予兆モデルの実証実験を行っており、実際に定着施策の実行も当事者として進めている。コンサルティング業界ではテレワークやフリーアドレス、社内外プロジェクトチームなど、先進的な働き方を実施しており、そうした実践的な知見の蓄積もまた、顧客が求める「現実に即した」コンサルティングに生かされると考えているからである。
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三菱UFJリサーチ&コンサルティング www.murc.jp
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