オリスという選択

腕時計の強化書2019 Special 2

クオーツ全盛期の1980年代半ばに日本に上陸を果たし、機械式の魅力を多くの日本人に広めたのがスイスのオリスである。自社製ムーブメント搭載の最新鋭モデルでオリス再入門もいい。

オリスという選択ビッグ クラウン プロパイロット キャリバー114(右)
大型リューズが特徴的なオリス伝統のパイロットウオッチのデザインを用い、10日間パワーリザーブの最も新しい自社製キャリバー114を搭載。第2時間帯を24時間表示するセンターのGMT針は、30分刻みで調整可能。ステンレススティール、ケース径44mm、10気圧防水、手巻き。73万4400円(税込み) ​
オリス アートリエ キャリバー113(左)
「アートリエ」は、機械式腕時計の魅力をドレッシーなデザインで表現するコレクション。3時位置にオリス特許のノンリニアパワーリザーブインジケーター、9時位置に日付表示を配置したキャリバー111を搭載。
ステンレススティール、ケース径43mm、3気圧防水、手巻き。71万2800円(税込み)

 オリスの歴史は、1904年にスイスバーゼル州を流れるオリス川近くの町ヘルシュタインで設立された時計工場にさかのぼる。腕時計がまだ黎明期だった20世紀初頭からその専門メーカーとして頭角を現し、センター針が数字を指して日付を示す有名なポインターデイト機能を装備した腕時計(38年)や、空軍パイロットがグローブをしたままでも操作しやすいように工夫した大型リューズの腕時計「ビッグ クラウン」(1940年代)など、実用性を重視した質実剛健なモデルを開発して名声を築いた。

 創業時から一貫して「機械式腕時計」を専門とするスイスでも稀有なメーカーであるのがオリスの特色であり、ブランドの強みだ。独自に開発もしくは特別仕様にアレンジしたオリスの機械式キャリバーは280種類に及び、航空をテーマにしたアビエーションをはじめ、高機能ダイバーズウオッチ、クラシカルな気品をたたえるドレッシーなモデルなどに搭載して充実したコレクションを展開してきた。

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