地域の人にあいさつして
ネットワークをつくる
親の機能的健康に不安を覚えるようになると、親の住む地区をよく知る民生委員に期待したいところだが、それでも十分とはいえない。
また、親が高齢になればなるほど緊急時の備えが必要になってくるため、親が離れて暮らしている場合には、「帰省時に地元のネットワークづくりが大事」だと長田教授は教えてくれた。
「民生委員、地域の総合相談窓口である地域包括支援センター、役所、よく利用するコンビニや商店、近隣の住民にあいさつをして顔つなぎをしておくと、何か起こったときの対応がずいぶん違います」
幸せに年齢を重ねていくことをサクセスフルエイジングという。そのために何ができるのか。それを考え支援することが高齢の親を持つ子の務めなのかもしれない。