公認会計士など実務に精通したプロフェッショナルと、BPO/シェアードサービスセンター(SSC)のスペシャリストが力を合わせてBPOサービスを提供するビジネスブレイン太田昭和(BBS)。通常のBPOに加え、継続的なコンサルティングによって業務改革を支援する「High Value BPO®」も好評だ。業務効率化だけでなく、業務品質の向上、競争力強化にも効果を発揮している。経理アウトソーシングの実務を地方で稼働させる「熊本BPOセンター」も注目を集めている。
業務改革を支援する
「High Value BPO®」
経理財務・人事をはじめ、営業事務から購買調達、総務、コールセンターまで、フルラインで業務改革を支援しているのが、BBSの「High Value BPO®」だ。これまでに幅広い業種の400社を超える顧客に対してBPOやコンサルティングを提供し、競争力強化などにも貢献している。定型的な業務だけでなく、月次・期末の決算業務、連結業務など従来、社員しか出来ないと考えられていた業務にも対応出来るのが強みだ。
ビジネスブレイン太田昭和 理事 グローバルシェアードサービス事業部 事業部長
「当社はもともと公認会計士が創設したコンサルティング会社で、現在もスタッフは24人の公認会計士をはじめ、税理士・社会保険労務士など多数。プロフェッショナルによる高品質なサービスで高い評価を頂いています。加えて、財務・人事部門などで勤務経験があり、BPOやSSCの実務に精通する約15人のスペシャリストも在籍。例えば、横断的な業務改革の一環としてBPOを導入する場合、BPO化によるプロセスの断裂が起きないよう、部門・担当者間できめ細やかな調整が不可欠ですが彼らはその重要性を十分に認識した上で業務改革を推進し、BPOの効果を最大化することができます」(久茂田善晃事業部長)
高品質なBPOサービスに加え、継続的なコンサルティングも「High Value BPO®」の特徴だ。
「BPOはゴールではなく、業務改革のスタート。BPOの導入後も、組織横断的な業務改革(標準化・集約化など)や、自社の社員で機能強化(高度化)を図りたいと考える業務の改革をサポートしています。定型業務をはじめ、判断を伴う業務も可能な限りBPOに移管し、お客さまには経営の可視化や高度化といったプロジェクトに注力して頂きたい。最近では、IFRS(国際財務報告基準)の適用を検討しているお客さまがいらっしゃって、日本の会計基準の決算はBPOで弊社が実施し、お客さまはIFRS基準の決算に注力出来るようにする、といった支援を行った例もあります」(久茂田事業部長)
RPAも提供する
熊本BPOセンター
こうした中、経理財務BPOの大型案件を担っているのが、同社の「熊本BPOセンター(BBSアウトソーシング熊本)」だ。従来展開してきた中国(大連・上海など)のコストに対抗出来る価格設定で高品質なBPOサービスを提供している。熊本県や市の支援も受け、熊本BPOセンターは現在150人のスタッフを雇用している。うち30人はSE。RPAは実際のオペレーションに近いところで開発したほうがよいので、SEも常駐している。現在、7社(うち5社は東証1部上場企業)が経理財務BPOサービスを導入している。