豊富なノウハウとIT技術を複合的に活用し、「次世代型BPO」を手掛けるアグレックス。進化し続けるデジタル技術を最大限に活用するため、BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング: 業務改革)から支援し、業務プロセスの一括受託、デジタル化(高度化)によって最大限の効率化・コスト削減効果を実現している。
アグレックスは、1965年の創業以来、データ入力や事務処理などのアウトソーシングビジネスから顧客データベース関連、システム開発・運用へと事業領域を拡大してきた。金融業界を中心にさまざまな企業の業務を受託してきた豊富なノウハウとIT技術を複合的に活用し、複雑化する業務プロセスを最適化している。
デジタル時代の
業務改革プロセス
常務執行役員
ストラテジックパートナーシップ
ビジネス事業本部長
岡山幸治
「近年の急速なデジタル技術の発達と浸透を受けて、各企業は既存業務の分析を十分にしないまま、RPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)やAI-OCRなどを導入している例が少なくありません。そのため、部分的な適用にとどまり、本当の意味での効率化ができていないケースが多く見られます」と岡山幸治常務執行役員は語る。
本来の効果を得るためには、BPR(業務プロセス全体の最適化)が不可欠である。また、進化し続けるデジタル技術を最大限に活用するためには、デジタル技術とBPOを組み合わせて、特定の人(専門職)しかできない領域を限りなく少なくすることが求められる。
「そこで弊社では、業務の可視化・分析手法と長年培ったノウハウを組み合わせた『ビジネス変革サービス』を提供しています。判断プロセスまで踏み込んだ可視化・分析により、業務のAs-is(現状)とTo-be(理想)モデルに加えて、その効果までを見える化することで最適な業務プロセスを構築。実装から運用、その評価からさらなる改善へとつなげていくのが、弊社の推奨するデジタルBPO時代の業務改革です」(岡山氏)
最適なプロセスを実現に
導くビズトラシア
アグレックスは創業以来50年以上にわたって蓄積してきたさまざまな業界の業務ノウハウやIT・デジタル技術に精通した技術者を、2018年に新設した東京多摩地区にある事業所「Biz TRUXIA(ビズトラシア)」に集結させた。
Biz TRUXIAは、CRM(顧客管理システム)に強みを発揮するクラウド技術や、高精度のデータクオリティーマネジメント技術、デジタルワークフロー、音声マイニング(音声認識+テキストマイニング)、RPA、AI-OCRなどのデジタル技術を組み合わせたBPOサービス提供の中核を担う。PCI-DSS(ペイメントカードの業界データセキュリティー基準)に対応したクレジット番号の非保持化サービスをはじめとした高セキュリティーサービスなども展開している。
同社では、集結させたノウハウをフル活用して、最適な運用モデルを作り上げ、実装(最適なツール選定も含む)へとつなげていく。このプロセスの過程では、デジタル技術と組み合わせたシミュレーション・試行・検証・評価を繰り返す。それらを実現しているのがBiz TRUXIAだ。