将来性は?
成長著しい新興国市場を開拓
欧米では広い庭付きの家が当たり前だが、狭い日本では贅沢と考えられてきた。しかし同社は、健康や豊かさの追求とともに、今後日本でも「庭のある暮らし」が求められるようになると考え、かつての縁側のように家と庭の中間に配置する「5th Room」(5番目の部屋)や、庭からできる省エネ、節電、安全をテーマとする「SMART LIVING GARDEN」「ガーデンセラピー」などのコンセプトに沿った製品開発と市場開拓に注力していく。
そのための投資にも力を入れており、18年7月には約10億円の公募増資を実施。調達した資金は立体造形が可能な「エバーアートパネル」(19年春に発売予定)など、新製品の開発・生産に投入する。
海外では18年7月、インドに100%子会社を設立。主な市場であった欧米に加え、中間層の拡大とともにガーデニング需要が高まっているインド、中国など新興国市場の開拓に取り組む考えだ。
これらの戦略によって、中期経営計画最終年度の21年1月期に売上高200億円超えを目指す。
ZAi2019年2月号より転載