ゆりかごからハッピーエンディングまで、人生のどの段階においてもなくてはならない企業グループを目指し、子育て支援サービス、総合人材サービス、介護関連サービスの3事業を展開するライク。事業間のシナジー効果を高める一方、外国人材の受入れ拡大を機に、第4の事業の柱も打立てる計画だ。
どんな会社?
「ライク」ブランドで3つの事業を展開
ライクの前身は1993年創業の旅行企画会社。96年に携帯電話の販売代理店としてマルチメディアサービス事業に転換。98年にはそれまで培ったノウハウを武器に、家電量販店や携帯電話ショップへの人材派遣、販売業務の請負を開始。これが現在、事業の3本柱の1つとなっている総合人材サービス事業の始まりである。
05年の東証マザーズ上場、07年の東証1部への市場変更を経て、09年に持ち株会社に移行。その後、M&A(企業の合併・買収)によって、子育て支援サービス事業と介護関連サービス事業を開始した。
総合人材サービス事業の取引企業は895社、稼働スタッフは6483名。子育て支援サービス事業が運営する保育施設は334カ所、保育児童数は9505名。介護関連サービス事業が運営する介護施設は24カ所、入居率は約98%(すべて19年2月末時点)。16年に持ち株会社の社名をライクに変更、総合人材はライクスタッフィングとライクワークス、子育て支援はライクキッズネクストとライクアカデミー、介護関連はライクケアネクストと、各事業会社名を「ライク」ブランドで統一した。
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同業他社の見本となるように成長を続けたい
ライク 代表取締役社長 岡本泰彦(おかもと・やすひこ)
当社グループが手掛ける事業は、1つひとつは比較的小規模ですが、ライクスタッフィングの提供する人材派遣サービスがオリコンの顧客満足度調査「販売・営業系部門」で5位にランクインするなど、高い評価を得ています。
同業他社よりも優れたサービスにこだわり、他社が手掛けていないサービスにも積極的に挑戦するなど、業界の常識にとらわれない取組みが評価されているのだと自負しております。
各業界での影響力をさらに高め、われわれの取組みを同業他社に見本としてもらえるように、すべての事業会社名を「ライク」ブランドで統一しました。
今後は売上を1000億円、2000億円と伸ばし、社会に対しての影響力をさらに高めたいと思います。