創業は1993年。西東京・神奈川・埼玉を中心に累計7万7000件以上の施工実績を持つホームテック。ライフスタイルに合わせたリフォームブランドを立ち上げ、女性を積極的に活用して業績を伸ばしている。シンクタンク・ソフィアバンクの藤沢久美代表がそのショールームを訪れた。
ホームテック 高橋久明社長(左) シンクタンク・ソフィアバンク 藤沢久美代表(右)
多摩エリアを中心にリフォーム事業を展開しているホームテック。現在、年間約5000件のリフォームを手掛ける同社の成長の秘訣は、単なる不具合の解消や改善ではなく、住まいの原点である家族の幸せを考え、顧客の思いをカタチにしていることにある。
高橋久明社長は、その発想の原点になったエピソードをこう紹介する。
「ある高齢の女性に壁紙のリフォームを相談されたときのこと。唯一の楽しみが隣の市に住むお孫さんが遊びに来てくれることだと聞き、構造上は必要なかったのですが、リビングに畳1枚分の、クレヨンで描いても消せる“お絵描きボード”を提案したのです。その結果、お孫さんが毎週遊びに来るようになった、と大変喜んでくれました。以来当社では、営業担当が“至福のひととき”を教えてください、と尋ねるのが習慣になったのです」