買いだめよりも重要なのは
夫婦間の情報共有&固定費の見直し
今回の消費増税は2%となりますが、ざっくりいうと家計の3分の1は消費税のかからない支出で、3分の2が消費税のかかる支出になります(その割合は子どもがいるご家庭など、家族構成などによって異なります)。
例えば、毎月30万円の支出があるご家庭は、20万円分が消費税のかかる支出になり、1ヵ月で約4000円の出費が増えることになります。しかし、軽減税率を考慮すると、もっと少なく済むでしょう。
Sさんのご家庭では月の支出が約50万円ですので、増税によって最大で約6700円の出費が増えることになります。とはいえ、食料品には軽減税率が適用されるため、実際の出費はもっと少ない金額で済むはずです。
こうした出費は、増税前の今、夫が買いだめを控えていたら、毎月の収支の中で節約できたかもしれない金額です。今後のために頑張って買いだめをするよりも、固定費の無駄を削ったり、生活そのものにかかる支出を見直したりすることのほうが、根本的な家計改善の対策になります。
また、年間でかかる支出についても同じです。お金の使い方次第では、税負担が増えたとしても、本当に必要か否かを考えて選別していけば、その負担を最小限にとどめられるでしょう。
今回のSさんの失敗は小さな失敗だったかもしれませんが、気が付かずにいると、やがて家計の大きな失敗につながる可能性があります。夫婦間でお金の風通しを良くすること、節約を盾にした過剰購入は、損につながりやすいことを意識して、強い家計を作っていってほしいと思います。
(家計再生コンサルタント 横山光昭)



