マレーシアの経済特区で
政府系企業と提携海外不動産事業を加速する

東京23区に特化した
資産運用型マンションで成長

　デュアルタップの創業は06年。東京23区の駅徒歩10分以内の立地に特化した資産運用型マンション「XEBEC」の企画・開発を主力事業としている。

　営業部の前門桃香係長は、同マンションの特徴についてこう語る。「XEBECは、高機能やデザイン
性をコンセプトに、高品質の建築素材はもとより、コンセントの位置やドアの開閉音など、細かい部
分にまでこだわった部屋造りをしています。大切にしているのは、立地条件を含めて、空室率の低減
を意識した開発。オーナーさまも＂自分が住みたい＂と言われるような資産価値のあるマンションで、
国内外のお客さま向けに好評を得ています」

　同社では首都圏のマンション市況について、20年後も都心への人口流入と単身世帯の増加によって、ワンルームマンション需要は堅調に推移すると考えている。グローバル市場においては、東京23区の不動産はいまだ安価であり、海外からの投資意欲は高いという。国内外の顧客を持ち、資産をグローバルに所有し売買できるのが同社の強みだ。

　「不動産を入り口にして、当社とのお付き合いを始めていただければ、事業の成長につながる可能性も生まれると思います」と語る御竿執行役員。アジア・パシフィックへの展開に本腰を入れる同社は、投資家や企業にグローバルなチャンスを広く提供する考えだ。