働き方に合わせた
柔軟なPC導入を
可能にする

優秀な人材確保にも
労働環境の向上は必須

　PCとソフトをセットにして1台からでも導入できるようになることで、企業にはどんなメリットがもたらされるのか。國持社長は「営業には軽いノートPC、事務スタッフには大画面のPC、エンジニアにはハイスペックなPCというように、働き方に合わせたPCを支給することで、業務の生産性が上がり、従業員満足度の向上によって、より優秀な人材を確保できます」と語る。

　サブスクモデルで初期投資が抑えられるので、よりハイスペックなものを調達できるのも大きなメリットだ。PCの進化は早く、数年で次元の違うパフォーマンスのマシンが登場する。テクノロジーの恩恵をいち早く取り入れて、進化したコンピューターリソースを活用できれば、競争優位の確保にもつながる。

　DaaSは、Officeサポートが含まれるなど、専任のIT管理者を置くことができない中堅中小企業にも好評で、大企業では部分的にDaaSを取り入れるケースもあるという。國持社長は「今後はハイエンドデスクトップなどPCの機種を増やしていくとともに、携帯用ディスプレーなど高額な周辺機器も併せてサブスク化して提供したい」と意欲を語る。

　DaaSという新しいスタイルはさまざまな場面に広がっていく可能性を秘めている。これまでの固定概念にとらわれることなく、必要なITリソースの活用を考えられることの意義は大きい。