持たざる経営から 持つ経営へ
経営・財務戦略を支援して
100年続く企業へ

不動産テックの活用で
顧客利益を高める

　国内外のメーカーでエンジニア出身の経営企画者として活躍した中野取締役は、18年10月に同社COOに就任。「区分所有オフィス」をはじめとする革新的な不動産ソリューションで、国の支援だけでは足りない日本経済の再生に本腰を入れて取り組むボルテックスの姿勢に「強く共感した」という。

　製造や技術と向き合ってきた経験を生かして、ボルテックスの取り組みとイノベーションを組み合わせれば新しいものが生まれる。その良いところを取りに行きたいと考え、その一環として、19年10月にオフィス関連サービスのワークスメディアからオフィス賃貸仲介サイト事業を買収した。

「お客さまの利益を最大化するには、適正な賃料水準に基づいて物件の販売価格を設定することが不可欠。これまでも『区分所有オフィス』の提供を通じてさまざまなデータを蓄積してきましたが、今回の事業買収によりさらなるビッグデータを獲得したことで的確な賃料査定が実現し、お客さまにより良い提案ができるようになります」と語る。また、仲介サイトの運営によって、「不動産取引でありがちな情報の非対称性が少しでも緩和されるのではないか」とも期待しているという。

　この他、バックオフィス業務を自動化するRPA（ロボティクス・プロセス・オートメーション）を導入するなど、今後も最新テクノロジーを積極的に取り入れながら、商品力やサービス力を高めていく方針だ。

「営業担当者のコンサルティング力やコミュニケーション力を高めるために、組織の大改革にも取り組み、地方企業のパートナーとしてサポート力に磨きをかけています」と自信を見せる。

※「区分所有オフィス」「Vシェア」「VORT」「100年企業戦略」は、ボルテックスの登録商標です。

左：1フロア約100坪のハイグレードオフィスビル 「VORT恵比寿maxim」
中央：幹線道路沿いの角地に位置する 「VORT秋葉原maxim」
右：青山通りに面した「VORT外苑前Ⅰ」
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