「区分所有オフィス®」や、その小口化商品の「Vシェア®」など、多彩な不動産ソリューションを提案するボルテックス。「"経営の新常識"を創り、日本の未来を切り拓く。」という理念の下、不動産テックなどの新たな知見を大胆に取り入れ、1社でも多くの 100年続く企業を創出する「100年企業戦略®」に挑んでいる。
ボルテックス 中野哲浩 取締役 兼 COO(最高執行責任者)
中規模のオフィスビルを1棟で仕入れ、バリューアップ工事を施してフロアごとに販売する。この「区分所有オフィス」という斬新な不動産ソリューションのパイオニアであり、業界をリードしているのがボルテックスだ。「VORT®」のブランドで同社が販売し、管理する「区分所有オフィス」は126棟(2019年12月末時点)。グループ保有物件金額は520億円を超える(同3月期決算)。
不動産ソリューションは
あくまでもツール
「人口減少などで日本全体の経済は疲弊していますが、その中で東京へのヒト・モノ・カネの一極集中はますます進み、都心のプライムエリアではオフィス需給が慢性的にひっ迫しています。つまり、都心プライムエリアのオフィスは空室リスクが低く、安定的な賃料収入や資産価値の向上が期待できるわけですが、一方で価格は高い。そこで、比較的手の届きやすい『区分所有オフィス』として提供する方法を生み出し、多くのお客さまから支持されてきました」と語るのは、同社の中野哲浩取締役である。