「努力するほど本番で結果が出せない」ジレンマを解決したい
腸と並んで、大塚製薬が注力してきたもう一つの大きなテーマが「スポーツと健康」。ポカリスエットが多くのアスリートに支持されているのはもちろん、会社としても、スポーツ医・科学分野をサポートするなど、スポーツ業界との関係は深い。
スポーツ選手をサポートする中で大塚製薬が着目したのが、試合本番を迎えるアスリートたちのコンディション管理の難しさだった。「試合本番をコンディションの良い状態で迎え、本来の力を100%発揮したい」と思わないアスリートはいない。しかし実際には体調維持が難しく、実力を発揮できずに終わってしまうこともまた多いのだ。試合直前、アスリートたちは追い込みをかけて普段以上に厳しいトレーニングを積んだり、種目によっては減量を行ったりする。しかし、その追い込みによって自分のカラダに負荷が掛かり、それによって体調に波ができ、本来の実力を発揮できない……というのは多くのアスリートが経験する悩みだ。アスリートなら誰もが直面する課題にもかかわらず、これを回避するのは難しい。
「がんばればがんばるほど、ベストコンディションで本番に臨むのが難しい」というアスリートのジレンマ。これをサポートできるのでは?と大塚製薬が注目したのが、長年研究していた乳酸菌B240だった。
大塚製薬の企業理念は、「世界の人々の健康に貢献する革新的な製品を創造する」である。「アスリートの課題を、乳酸菌B240で解決する製品を作ろう」――こうしたコンセプトが結実してできたのが「ボディメンテ」なのである。
ハードな日々の体調管理に効く
「ボディメンテ ゼリー」
乳酸菌B240を主成分とし、BCAA+アルギニンを2500mg、ホエイタンパク7.5gを加えたゼリー状飲料の「ボディメンテ ゼリー」。タンパク質を補給することでカラダのリカバリーをサポートする。パウチに入ったヨーグルト風味のゼリーで、100g、90kcalの飲みきりサイズ。常温保存が可能で、いつでもどこでも必要な成分を摂取することができる。
実は、サッカー、ラグビー、バスケットボール、柔道、陸上などさまざまな種目のトップアスリートたちが、日々の体調管理のため、日常的にボディメンテ ゼリーを摂取している。
例えば2020年の新春の大学駅伝では20チーム中14チーム、社会人駅伝では37チーム中18チームがボディメンテ ゼリーを採用していたという。駅伝は団体競技ではあるが、走るのはひとりずつで個人競技のような側面もある。たすきを受け取った選手は、自分の脚だけで走りきり、次の選手に届けなくてはならない。団体競技でありながら途中交代も許されない上、選手全員がコンディションの良い状態で本番に臨まなくては良い成績を出すことができないという過酷な競技である。ボディメンテ ゼリーは、「チームの選手全員のコンディションを本番に向けて保ちたい」という、駅伝チームの課題解決にぴったりな製品なのだ。
現在、UAEの強豪サッカーチームで活躍する元日本代表のDF、塩谷司選手もボディメンテ ゼリーを愛用するアスリートのひとりだ。中東のUAEでは、気温40度を超える中で試合をすることも珍しくなく、外で食べる食事はアラブ料理。日本とはまったく環境が違う中で戦う塩谷選手は、年間を通してコンディションを維持するために、ボディメンテ ゼリーを1日1袋、欠かさず飲んでいるという。
アスリートは練習後にボディメンテ ゼリーを飲んでいることが多い、と話すのは、大塚製薬製品部でボディメンテを担当する西川勇仁太(ゆにた)氏。「常温保存できるゼリーなので、預け入れ荷物に入れれば飛行機で海外に持って行きやすいのが良いようです。あるラグビー選手に、『遠征に持って行くつもりだったのに忘れてしまった。あれがないと不安なので、なんとか空港まで届けてくれないだろうか』と頼まれて、仕方なく羽田まで持って行ったことがあります」と笑う。