将来性は?
通信の枠にとらわれず、新規事業を積極展開
今後も〝3増〟を継続し、より幅広い領域で沖縄経済や県民に貢献するため、沖縄セルラーは新規事業を積極的に推進している。
その1つが、20年3月に竣工した沖縄と九州を結ぶ海底ケーブルだ。鹿児島県西部から琉球列島の西側を通って沖縄県に至るこの海底ケーブルは、従来の列島の東側を通るケーブルが南海トラフ地震などによって使えなくなった場合、バックアップとして機能することが期待されている。
本土との通信を遮断させないことで沖縄に貢献するだけでなく、ケーブルを他の通信会社に貸せば、新たな収益も得られるわけだ。
他にも、病院がない離島住民のためのオンライン診療や、県の主要産業である観光業を活性化するため、タクシーの配車・決済ができるアプリの実証実験を行った。また、県の特産品を販売する通販サイトの運営など、県民生活の向上や、産業振興に資する新規事業を次々とスタートさせている。
なかでもユニークな事業の1つが、植物工場によるイチゴの無農薬栽培だろう。特産品の1つとして通販サイトで扱っているが、地の利を生かし、香港や台湾への輸出に向けてテスト販売も行った。沖縄県の特産品を海外で拡販するモデルケースとしたい考えだ。
通信サービスの枠にとらわれない新規事業への意欲的な投資によって、今後も継続的な成長が期待できそうだ。何よりも沖縄県民に愛され、圧倒的な支持を集めていることが、将来性を約束しているといえるだろう。
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新規事業で沖縄経済と県民生活を支援する!
有人の島が40近くもある沖縄県だが、その約3分の2は病院はおろか診療所もない無医島だ。沖縄セルラーはそうした島民のためにオンライン診療の実証実験を開始。いずれ正式なサービスとして提供していく予定だ。
県の農業振興を支援するために始めた植物工場でのイチゴ栽培は、小規模ながらも増収に貢献。昨年、アジアへの海外輸出に向けてテスト販売も行った。また、通販サイト「沖縄CLIPマルシェ」では、このイチゴのほか、沖縄の農産品、工芸品など多彩な商品を販売し、経済を活性化。
このほか沖縄セルラーは、県内の子どもの貧困解決を支える「こども基金」、進学のために島を離れる学生に携帯電話サービスを3年間無償提供する「離島ケータイ奨学金」なども運営。地域貢献に熱心に取組んでいる。
株主優待では通販の特産品がもらえる!
沖縄セルラーの株主優待は、通販サイト「沖縄CLIPマルシェ」で扱っている特産品がもらえる。株式の保有数と保有期間に応じて、3000円相当、5000円相当、1万円相当のいずれかに応じた商品が選べる仕組みだ。
沖縄セルラー電話株式会社
〒900-8540 沖縄県那覇市松山1丁目2番1号
au携帯から局番なし : 157(無料)
一般電話から : 0077-7-111(無料)
https://www.au.com/okinawa_cellular/