NTT西日本の次世代ネットワーク（NGN）と
フォーティネットの機器で実現する「フレッツ・SDx」

　NTT西日本は2020年4月から、先端ICTソリューションとして「フレッツ・SDx」を提供している。SDN技術をベースに、「フレッツ 光ネクスト」にフォーティネットのネットワーク機器やクライアントソフトを組み合わせ、NTT西日本のNGN（閉域網）を利用したダイレクトな拠点間通信を実現したサービスだ。

　利用料金はそれほど高くはない。NTT西日本が機器の設定を代行し、4拠点をVPNで接続。必要なネットワーク機器をレンタルし、従業員の自宅からクライアントソフトで拠点にVPN接続を可能にする構成で、月額10万円未満から利用できるという。すでに他社のVPNを利用している企業なら、コストとサービス内容を比較してみても良いだろう。

　さらに、導入前調査や関係各所との調整といった、本来はユーザーとなる企業が実行しなければならない業務をNTT西日本が代行する「ネットワークデリバリサービス」を利用できることも大きな魅力として付け加えておきたい。

　一方で、ユーザー企業の手で機器を導入、設置すれば、NTT西日本による工事が不要となり、工事費を節約することができるという。小規模な企業なら、自身の手で機器を設置することも可能だ。

　對馬氏は、2020年4月の「フレッツ・SDx」提供開始以来、多様な地域の企業が導入していると語る。企業規模も中小企業から大企業までさまざまで、業種も流通、小売、金融、医療機関、自治体、教育機関など幅広いという。そして現在も導入企業は増え続けているそうだ。

　現在のところ、「フレッツ・SDx」の提供エリアはNTT西日本の営業エリアである30府県だが、「西日本エリアだけでなく、東日本エリアにまたがって事業を展開している企業もある」（對馬氏）ことから、多くの企業から幅広い需要があると考えられる。

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「フレッツ・SDx」商品サイト：
https://www.ntt-west.co.jp/smb/vpn_top/sdx/

「ネットワークデリバリサービス」サイト：
https://www.ntt-west.co.jp/business/solution/delivery/

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