ペット食品・用品の製造・販売を行うペティオは、衛生や健康に対する意識が高まる中、キリンホールディングスとの共同開発で、ペットの健康を維持し免疫力を保つ「プラズマ乳酸菌」を配合したスナックを新発売。次世代型の人とペットの共生社会の創造に挑戦している。
2020年、コロナ禍による外出自粛でペットとのつながりが改めて見直され、癒しを求めてペットを新たに飼う人が増加した。
全国犬猫飼育実態調査※1によると、犬猫合計で1813万3000頭であり、その数は15歳未満の子どもの数※2より多いことが分かる。
生活様式が大きく変化する中で、ペットを取り巻く生活環境にも変化が出てきた。ペティオの山田武史社長は、大きく三つの変化があったと指摘する。
「まず衛生面に対する意識が高くなり、例えばマスク・手洗いをする人間と同じように、ペットも外出した後に手足を洗うという行動などが根付いてきました。また二つ目は、ペットとの距離が近くなり、免疫力強化に対する意識が高まったこと。飼い主はペットの体調管理に、今まで以上に気を付けるようになりました。そして三つ目、行動が制限された分、ペットとの"おうち時間"をより充実させることができる商品やサービスへのニーズが高くなりました」
ペティオの新商品開発は、こうした生活環境の変化を的確に捉えて行っている。
※1 ペットフード協会調べ(2020年12月23日)※2 総務省「国勢調査」および「人口推計」(2020年4月1日)