新しい免疫機能を
付加した商品を共同開発

その代表的な新商品が、キリンホールディングスと共同で企画・開発を行った「Plact(プラクト)歯みがきデンタルガムシリーズ」(2月24日発売)である。
これはペティオのオリジナル形状の犬用・猫用のデンタルガムに、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合したもので、ペットの健康を維持し、免疫力を保つ効果が期待できる。さらに獣医師推奨の歯周の健康を保つ成分「オボプロン」も配合した。
「オーナーにとってペットは家族の一員ですから、少しでも体にいいものを与えたいと思うのは共通の意識だと思います。今、健康の分野で注目されているプラズマ乳酸菌を、ペット向けに配合した商品は業界初であり、先駆的なペット用スナックだと自負しています」と山田社長。

またペットの玩具分野では、ヤマザキ動物看護大学とコラボレーションし、猫の本能的欲求を満たす玩具シリーズを開発した。猫の狩猟は行動学上、小さく動く物体に上から飛び掛かる「ネズミ型」と、飛んでいる物体を捕らえる「トリ型」、対象物を地面に倒して首にかみ付く「ウサギ型」があり、それぞれの「型」に合致する玩具を、産学連携することで生み出した。
その中でもユニークなのが、「ウサギ型」に該当する「けりぐるみ"最強のエビ"」。猫の嗅覚を刺激する革製の商品で、「玩具と闘う猫の動画がSNS上でバズるほど人気になっている」(山田社長)という。