2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けて五つの事業を推進

新社名の下、事業の強靱化、クリーン化を推進

──今回の事業展開の策定に合わせて、社名の変更と組織改編もされていますね。

上田　4月1日に国際石油開発帝石から「INPEX（インペックス）」へ社名を変更しました。「INPEX」はすでに海外で広く浸透している社名で、今後は国内外で統一したグローバルブランドとして展開します。

　石油・天然ガスは、中長期的には堅調な需要が見込まれていて、特に天然ガスは今後も主要なエネルギー源として需要が伸びると予想しています。当社はこれからも上流事業を基盤事業と位置付ける一方で、CCUSやカーボンリサイクル技術を活用して上流事業においてもCO₂の削減を通じてよりクリーンなエネルギーを安定的に供給してまいります。今後は「INPEX」という新社名の下、事業の強靱化とクリーン化を進めることで、エネルギーの安定供給と気候変動への対応という二つの社会的責任を果たしていきます。