今年に入って、企業も大学も異口同音にするキーワードがある。それは、「国際競争力とグローバル人材」だ。しかし改めて考えてみると、本当の国際競争力とはいったい何なのか、真のグローバル人材とはどのような人材なのか、まだ日本ではその本質をきちんと定義できていないのも事実だ。

 また、世界を語る前に、日本人はどれだけ日本のことを知っているのだろうか。自分自身を知らなければ、世界と対話することもできないのではないだろうか――。

全国から200名の
大学生が集結

 そこで、今年で3年目を迎えるアメリカン・エキスプレスとダイヤモンド社による次世代リーダー育成プロジェクト『世界を変える100人になろう!』では、今年のテーマに「国際競争力とグローバル人材」を掲げ、日本の未来を担う若者たちとともに、その本質を一緒に考えるビジネス・サマースクールを開講。全国から集まった200名の大学生、大学院生、留学生とともに1週間、グローバル人材の本質を学ぶためのさまざまなプログラムを実施した。