──人財の「最適配置」を行うには何が重要になりますか。
多田 大切なのは、採用時の特性から入社後の成長、目標・課題、1on1ミーティングの情報まで、その人に関する多面的なデータを時系列で収集・整理することです。それには、効率的・自動的にデータが常時更新される仕組みが不可欠となります。
その上で必要なときに必要なデータをすぐに可視化し、経験や勘に頼ってきた人財マネジメントを、データというエビデンスに基づいて取り組んでいく。経営層や人事、マネジャーの目線をそろえながら経営戦略と人財活用を連動させ、その企業ならではのタレントマネジメントの在り方を描いていくべきです。HRMOSの価値は、このような柔軟なタレントマネジメントを実現する人事データベースにあります。
カスタマイズ性の高さと
直観的に使えるUIが特徴
古野了大執行役員 HRMOS事業部 事業部長
──その他の特徴は?
古野 企業や部署によってハイパフォーマーの定義が異なるため、それに応じて柔軟にデータ項目の設定と検索が行えるカスタマイズ性の高さが評価されています。例えば「給与査定の際に、ある資格を持っている従業員をリストアップする」「一定以上のパフォーマンスを出してきた人を、将来の幹部候補としてフラグ付けして可視化する」「セキュリティー面ではデータアクセスの権限を必要に応じて項目ごとに細かく設定する」といったことが可能です。
誰もが直観的に使えるUIも好評です。従業員自身がデータを簡単に入力・更新できるため、人事の負担を大幅に軽減できます。
──HRMOSのデータベースは実際、タレントマネジメントにどのように役立っていますか。
古野 HRMOS導入を機に「経営層と人事、マネジャーの間で、従業員に関するデータの見方や人財活用の考え方を統一できた」という声が多いですね。
実際、当社でもHRMOSの組織診断サーベイを使って組織課題を可視化し、各部署の人財マネジメントの判断材料にしています。その際、分析結果を見て経営層・人事・マネジャーのそれぞれの認識にズレがあることに気付くことが多々あり「人事が経営層やマネジャーのパートナーとして力を発揮できるようになった」という声をよく聞きます。
これまではシステムごとに人事データが分断されていたため、人件費や採用単価など経営判断に必要なデータをその都度提出するだけでしたが、組織横断的な最適配置や組織改善などの提案が行えるようになったからです。
──HRMOS事業の今後の展開について教えてください。
多田 今後は勤怠や労務、給与の領域にも展開し、従業員が安心して活き活きと働くために必要なさまざまな機能をワンストップで提供する一方、「One BizReach」のデータ連携でデータベースの付加価値をさらに高めていく方針です。
株式会社ビズリーチ
HRMOS事業部
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