不動産総合デベロッパーとして、都市部をはじめ地方の課題解決に貢献

創業50年の記念物件や新事業

　タカラレーベンは創業50年に向けたスローガンを「ライフスタイルに、新常識を。」と定めた。コロナ禍により加速したライフスタイルの変化に対応し、「ライフスタイルに、新常識を。」を実現する、これまでの常識にとらわれない新事業・新サービスを提供するという同社の思いを表している。社内でアイデアを募集し、「スマートフォンを用いたマンション管理システム」など選りすぐりの企画が進行中だという。

　50周年を記念したプロジェクトは同社グループ全体で進行しており、タカラレーベン東北では、50周年記念物件の企画に加え、「被災地に植樹をする活動『鎮守の森のプロジェクト』や子ども食堂を支援する『ミールズ・オン・ホイールズ』活動などに参加しています」（原氏）。

レーベン福岡天神 TOWER PROJECT福岡市の繁栄街「天神」アドレスに創業50周年記念物件として誕生する「レーベン福岡天神 TOWER PROJECT」（画像はイメージパース）

　タカラレーベン西日本は、「総戸数153戸のフラッグシップマンション『レーベン福岡天神 TOWER PROJECT』を50周年記念物件として販売します」（手島氏）。福岡市のトレンド発信地・天神に立つ23階建ての超高層マンションは、西日本エリアを代表する物件となるはずだ。

　島田氏はこれまで創業50年を視野に入れて、「良質なフロービジネス（不動産販売事業全般）を展開し、そこから派生するストックとフィービジネスにつなげていくビジネスモデルの構築」に力を入れてきた。22年3月期を初年度とする「中期経営計画」では、ESG対応を明確に打ち出し、再生可能エネルギーを活用した発電事業の持続的展開などを表明し、全てのステークホルダーから選ばれる企業に発展させようとしている。

　不動産総合デベロッパーとして成長を続けるタカラレーベングループ。50周年の先にある、100周年の姿が見えている。