M&A総合研究所の創業は2018年、従来の業界の常識を打ち破る独自のAIやDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用して急成長を続けている。創業3年目ながら、営業効率を最大化した業務環境を用意することで、短期間で優秀な人材確保を実現。快進撃を続ける同社の戦略を佐上峻作社長に聞いた。

創業3年目のベンチャーM&A仲介会社にどうして優れた人材が集まるのかM&A総合研究所
佐上峻作代表取締役社長

 創業のきっかけは、自らの経験を通じて、M&A仲介業の課題を痛感したからだった。佐上峻作社長は、25歳のときに女性向けファッション・メーク事業を起業、1年後にその会社を1部上場企業に10億円以上で売却、その後10社を超える総額約50億円の企業売買に携わった。

「M&A業界は優秀な方が多いのですが、成約までに通常10カ月から12カ月程度かかります。さらに料金体系が不明瞭で、成約まで至らないと着手金が戻ってこなかったりする。こうした非効率さや不透明さに改善の余地があるのではと考えた。ちょうどその頃、祖父の廃業を間近で見て、事業承継の大切さを実感したこともあり、M&A仲介業での創業を決意したのです」