充電時間を活用して大事なデータを守る。プライベートを豊かにしてくれるスマホのバックアップツール

家族全員のスマホをバックアップ

 複数のスマートフォンを接続することも可能なので、家族全員で使うのもおすすめ。「プライベートアクセス」機能を使って、データが他の人には見えないように設定することができる。ワイヤレスチャージャーの容量は4~8台分という計算になる。もし容量が足りなくなれば、パソコンにデータを移して容量を空けることができる。

別売のmicroUSBケーブルを使ってパソコンと接続すると、エクスプローラーやFinderでファイルの操作ができる。複数台で使用している場合は、それぞれのデータが異なるフォルダに保存される
プライバシー設定をしたフォルダはメールアドレスとパスワードを入力しないと開けない

 

スマートフォンを守る安全対策も装備

 実際に使ってみたところ、設定も簡単で、利用中はバックアップを全く意識させないことに感動した。一日の終わりに充電のために置くだけで、その日新しく撮った写真が自動的にワイヤレスチャージャーに保存されている。「バックアップ」といった、大事だがそれなりに面倒なタスクを「しくみ化」して保存でき、便利すぎてもう手放せないとまで感じてしまう。

 さらに寝るときに使うことが多いからこそ、安全性も重要視したいのは当然。ワイヤレス充電はその仕組み上、通常の有線での充電と比べてスマートフォンが熱をもちやすいが、室温等の影響で高温になるとiXpandチャージャーは充電を一時停止する。

 この製品を熟知しているWestern Digital製品担当の大久保氏によれば、「熱をもち充電が止まってしまう場合は、涼しい部屋に移して熱が下がるのを待って使うようにしたり、ケースを付けている場合はケースを外していただければ」とのこと。

安定した接続のために、スマートフォンもワイヤレスチャージャーと同じ2.4GHzのネットワークに接続する。筆者はバッファロー製のルーターを使用しているのでiPhoneの設定でも2.4GHzのBuffalo-G-xxxを選択。ルーターによって表示が異なるので、詳しくはルーターの説明書を確認のこと

 大久保氏からもう一点言及があったのはネットワークについて。ワイヤレスチャージャーは2.4GHzのネットワークにのみ対応しているため、スマートフォンも5GHzではなく、2.4GHzのネットワークを使う必要がある。またスマートフォンに大容量のデータが保存されている場合は、初回バックアップには時間がかかる
。Wi-Fiの切替が必要となるものの、「Wi-Fiルーターがあっても直接接続をしたほうが通信が安定し、転送速度も速くなる場合がある」とのことだ。

大切なデータを手間とお金をかけずに守り、生活がより豊かに!

 iXpandワイヤレスチャージャーは、シンプルな操作で大切なデータを守れる製品だ。アプリの設定やIT機器の操作が苦手という人でも問題なく利用できるだろう。日常的に行う充電中にバックアップされるので、忙しいビジネスマンにも最適。バックアップを設定せずに充電器としても使えるので、会社や家庭に1台置いておけば、Qiに対応したスマートフォンを持つ友人や同僚のバッテリーが切れたときにも活躍する。

 スマートフォンに保存されている大切なデータを失くしたくない。けれどパソコンに接続するような手間と時間をかけたくない、クラウドは不安、あるいはiCloudなどの追加容量への余計な出費もしたくないという人は、ぜひ検討してもらいたい。何げないバックアップツールで、日常生活をより豊かにアップデートできるはずだ。

●問い合わせ先
Western Digital
サンディスク・カスタマーセンター
TEL: 0120-893-009

iXpand製品ページはこちら
https://shop.westerndigital.com/ja-jp/products/accessories/sandisk-ixpand-wireless-charger#SDIZ90N-256G

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